「オープンハウスで家を検討中だけど、ネットで『寒い』とか『断熱材が…』なんて情報もあって、実際の断熱性能はどうなんだろう?」
と不安になっていませんか?
オープンハウスの断熱性能のホントのところと、後悔しないためのチェックポイントが具体的に分かるとしたら、安心して家づくりを進められますよね。
この記事では、オープンハウスの標準仕様からオプション、さらには専門的な視点まで、断熱性能に関する情報を深掘りします。
UA値や断熱等級といった客観的なデータも交えつつ、わかりやすく解説するので、あなたの疑問もスッキリ解消するはずです。
当記事を読めば、オープンハウスのリアルな断熱性能と、快適な住まいを実現するための具体的な知識を得ることができますよ!
- オープンハウスの標準的な断熱性能と実際のレベルが明確になる
- 「寒い」「断熱材なし」といったネット上の噂や不安の真相がわかる
- オプションによる断熱性能向上の具体的な効果と注意点が理解できる
- 長期優良住宅の認定や他社との比較など、より快適な家づくりの選択肢が広がる
- オープンハウスで後悔しないための、断熱性能に関する正しい判断基準が身につく
Contents
オープンハウスの断熱性能、実際のところどうなの?
オープンハウスの標準的な断熱性能は?
オープンハウスのお家では、壁や天井、床に「グラスウール」という種類の断熱材を使っていることが多いです。
これは、ガラスを細かい繊維状にしたもので、たくさんの空気を含むことで熱の伝わりを抑える役割を果たします。
具体的には、ホーク・ワン(オープンハウス・ディベロップメント)の標準仕様だと、天井や壁には「高性能グラスウール10Kまたは14K」というものが100mmほどの厚さで使われている場合があります。
床には「ポリスチレンフォーム3種」などが80mmほどの厚さで使われることもあります。
窓については、以前はアルミサッシに2枚のガラスを組み合わせた「ペアガラス」が標準でしたが、最近ではもう少し性能が良い「アルミ樹脂複合サッシのFG-L」などが採用されるケースも出てきています。
これらの仕様から計算されるUA値(ユーエーち)という、お家全体の熱の逃げやすさを示す数値は、だいたい0.76程度。
この数値は、小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
- UA値:数値が小さいほど断熱性が高い
- グラスウール:ガラス繊維でできた代表的な断熱材
- アルミ樹脂複合サッシ:室内側が樹脂、室外側がアルミでできた窓枠
このUA値0.76という数字は、2022年改正の省エネ基準で定められている断熱等級4の基準(例えば東京などの6地域ではUA値0.87以下)をクリアしています。
つまり、国が定める最低限の省エネ基準は満たしているということになります。
エアコンの効きも、昔の断熱性の低いお家よりは良くなるでしょう。
例えば、18畳のリビングなら、12畳用のエアコンでも十分な場合があるかもしれません。
ただ、注意点として、標準仕様の窓がアルミサッシだったり、性能があまり高くないアルミ樹脂複合サッシだったりすると、冬場に窓際がひんやりしたり、結露が発生しやすかったりすることもあります。
このように、オープンハウスの標準的な断熱性能は、国の定める基準はクリアしているレベルですが、より高い快適性や省エネ性を求める場合は、オプションで断熱材をグレードアップしたり、窓の性能を上げたりすることを検討してみるのがおすすめです。
| 仕様項目 | 標準仕様 (例) | 断熱材オプション (例) | 断熱材+窓オプション (例) |
|---|---|---|---|
| 天井断熱 | グラスウール HGW10K 100mm | 高性能グラスウール H16K 155mm | 高性能グラスウール H16K 155mm |
| 壁断熱 | グラスウール HGW10K 100mm | 高性能グラスウール H16K 105mm | 高性能グラスウール H16K 105mm |
| 床断熱 | 押出法ポリスチレンフォーム 80mm | 押出法ポリスチレンフォーム 80mm | 押出法ポリスチレンフォーム 80mm |
| 窓の仕様 | アルミサッシ ペアガラス | アルミ樹脂複合サッシ ペアガラス (FG-Lなど) | 樹脂サッシ ペアガラス (APW330など) |
| UA値目安 (W/㎡・K) | 0.76 程度 | 0.69 程度 | 0.57 程度 |
| 想定断熱等級 (6地域) | 等級4 (省エネ基準) | 等級4~5の間 | 等級5 (ZEH水準) |
「断熱材が入ってない」は本当?噂の真相を解説
結論からお伝えすると、「オープンハウスの家に断熱材が全く入っていない」ということはありません。
日本の建築基準法では、お家を建てる際に一定の省エネ基準を満たすことが求められており、そのためには断熱材の使用が不可欠だからです。
オープンハウスも、もちろんこの法律を守ってお家を建てています。
では、なぜ「断熱材が入っていない」なんて噂が出てしまうのでしょうか? いくつか考えられる理由があります。
一つは、標準仕様で使われている断熱材の性能や厚みが、他の高性能を謳うハウスメーカーと比較すると、やや控えめである場合があることです。
例えば、壁の断熱材の厚さが100mmだったとして、もっと高性能な家では150mmや200mmといった厚い断熱材を使っていることもあります。
また、断熱材の種類によっても性能に差があります。
特に、以前のオープンハウスの仕様では、天井部分の断熱材が薄めだったケースがあり、その場合、夏場の最上階は太陽の熱でかなり暑く感じられたかもしれません。
屋根や天井は、太陽の熱を直接受ける部分なので、ここの断熱がしっかりしていないと、室温に大きく影響します。
また、窓の性能も関係している可能性があります。
いくら壁に断熱材が入っていても、窓の断熱性能が低いと、そこから熱が出入りしてしまいます。
昔ながらのアルミサッシの窓は、熱を伝えやすいため、冬は寒く、夏は暑くなりやすいのです。
- 噂の原因かもしれない点1:標準の断熱材が他社より薄め・性能が控えめな場合がある
- 噂の原因かもしれない点2:天井断熱が薄く、最上階が暑く感じやすいケースがあった
- 噂の原因かもしれない点3:窓の性能が低く、熱の出入りが大きい
実際に住んでいる方の中には、「冬は足元が冷える」「エアコンの効きがもう少し良ければ…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そういった個人の感想が、「断熱材が十分ではないのでは?」という印象につながり、いつの間にか「断熱材が入っていない」という極端な噂に変わってしまった可能性も考えられます。
もう一つ考えられるのは、施工の精度による部分です。
断熱材は、隙間なくきっちりと施工されて初めてその性能を発揮します。
もし、見えない部分で施工に甘いところがあったりすると、そこから熱が逃げたり、冷気が入ってきたりして、断熱効果が薄れてしまいます。
このように、「断熱材が入っていない」というのは誤解ですが、標準仕様の断熱性能に物足りなさを感じる方がいるのも事実かもしれません。
だからこそ、お家を建てる前には、どのような断熱材がどのくらいの厚さで使われているのか、窓の性能はどうなのか、といった点をしっかり確認し、必要であればオプションで性能を上げることを検討するのが大切です。
建売住宅の断熱性能は期待できる?
「オープンハウスの建売住宅って、断熱性能はどうなんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
注文住宅と違って、建売住宅はすでに完成しているか、仕様が決まっている状態で販売されるため、自分で断熱材の種類や窓を選べないことが多いですよね。
オープンハウスの建売住宅の断熱性能ですが、基本的には注文住宅の標準仕様と同じくらいのレベルと考えておくと良いでしょう。
つまり、先ほどお話ししたように、国の定める省エネ基準である断熱等級4はクリアしている場合がほとんどです。
これは、2025年4月から新築住宅に義務付けられる基準なので、最低限のラインは満たしていると言えます。
具体的に使われている断熱材は、壁や天井にグラスウール、床にポリスチレンフォームなどが一般的で、その厚みも標準的な仕様に沿っていることが多いです。
窓に関しても、アルミ樹脂複合サッシにペアガラスといった組み合わせが多く見られます。
これにより、UA値(お家全体の熱の逃げやすさを示す数値)は0.76~0.87程度になることが予想されます。
- 建売の断熱:多くは注文住宅の標準仕様と同等
- 断熱等級:省エネ基準の「等級4」をクリアしていることが多い
- UA値の目安:0.76~0.87程度(6地域の場合)
ただ、「期待できるか?」という質問に対しては、何を期待するかによって答えが変わってきます。
もし、「昔の隙間風だらけの家や、アパートの寒い部屋よりは快適に過ごしたい」という期待であれば、それは十分に満たされるでしょう。
断熱等級4でも、エアコンの効きは以前の家より良くなりますし、極端な暑さ寒さは感じにくくなるはずです。
しかし、もし「最近よく聞く高気密高断熱住宅のように、魔法瓶みたいに家全体の温度が一定に保たれて、冬でも薄着で過ごせるくらい暖かい家」を期待しているのであれば、標準仕様の建売住宅では、少し物足りなさを感じるかもしれません。
オープンハウスは、都心部など立地の良い場所に、比較的手の届きやすい価格で住宅を提供することに力を入れている会社です。
そのため、建物の性能面では、コストとのバランスを考えた標準的な仕様になっていることが多いのです。
ですから、オープンハウスの建売住宅を選ぶ際は、まず「どんな断熱仕様になっているのか」を不動産会社の担当者によく確認することが大切です。
そして、その性能で自分たちが満足できるかどうかを、現在の住まいと比較したり、モデルハウスを見学したりしながら判断していく必要があります。
もし、より高い断熱性能を求めるのであれば、注文住宅でオプションを検討するか、他のハウスメーカーも視野に入れて比較検討するのが良いでしょう。
「オープンハウスの家は寒い」って本当?
「オープンハウスの家は寒い」という声を聞くことがあるけれど、実際のところどうなのでしょうか? 寒い家は、冬の生活が辛くなるだけでなく、暖房費もかさんでしまいますよね。
この疑問に対しては、「標準仕様のままでは、人によっては寒く感じる可能性がある」というのが正直なところかもしれません。
もちろん、これは住む人の体感や、以前住んでいた家の性能、地域の気候などによっても大きく変わってきます。
なぜ寒く感じることがあるのか、いくつかの理由が考えられます。
まず一つ目は、標準仕様の断熱性能です。
オープンハウスの家は、多くの場合、断熱等級4(2022年改正の省エネ基準)を満たしています。
これは、国が定める最低限の基準ではありますが、最近の高性能住宅と比べると、断熱材の厚みが薄かったり、性能が少し劣るものを使っていたりする場合があります。
特に、窓の断熱性能が低いと、冬場に窓際から冷気が伝わってきたり、暖房で暖めた空気が逃げてしまったりしやすいのです。
以前の仕様ではアルミサッシが使われていたこともあり、これは特に熱を通しやすい素材です。
二つ目は、気密性(お家の隙間の少なさ)です。
いくら断熱材をしっかり入れても、お家に隙間が多いと、そこから冷たい空気が入ってきてしまいます。
オープンハウスの住宅は、一般的な軸組パネル工法で作られている場合、C値(隙間の量を表す数値)が2.0~3.0程度になるのではないかと予想されています。
これは、特別に気密性が高いとは言えない数値で、少しずつ隙間風が入ってくる可能性があることを意味します。
- 寒さの原因かも?1:窓の性能が低いと冷気を感じやすい
- 寒さの原因かも?2:気密性がそれほど高くない場合がある
- 寒さの原因かも?3:第3種換気で冷たい外気が直接入ってくることも
三つ目は、換気システムの種類です。
現在の住宅は、24時間換気システムを設置することが義務付けられています。
オープンハウスでよく採用されるのは「第3種換気」というタイプで、これは排気は機械で行い、給気は壁に設けられた給気口から自然に取り入れる方式です。
冬場は、この給気口から冷たい外気が直接入ってくるため、寒さを感じやすくなることがあります。
実際に、オープンハウスの家に住んでいる方の中には、「冬の脱衣所が特に寒い」「床が冷たい」といった感想を持つ方もいるようです。
特に、浴室やトイレなどの暖房が直接届きにくい場所では、寒さを感じやすいかもしれません。
しかし、これは「オープンハウスの家は必ず寒い」という意味ではありません。
対策次第で、快適に過ごすことは十分に可能です。
例えば、家を建てる際にオプションで断熱材を厚くしたり、窓の性能を上げたり(樹脂サッシやトリプルガラスなど)、気密性を高める工事をお願いしたりする方法があります。
また、住み始めてからでも、厚手のカーテンを使ったり、窓に断熱シートを貼ったり、必要に応じて小型の暖房器具を設置したりといった工夫も有効です。
結論として、「オープンハウスの家は寒い」という声があるのは事実ですが、それは標準仕様の性能や気密性、換気システムなどが影響している可能性があります。
快適な冬を過ごすためには、どのような対策が自分たちにとって必要なのかをよく考え、計画段階でしっかりと検討することが大切です。
| 寒さを感じる要因 (可能性) | 具体的な現象・影響 | 考えられる対策・工夫 |
|---|---|---|
| 窓の断熱性能 | 窓際からの冷気侵入、コールドドラフト、結露発生、暖房熱の流出 | オプションで高性能サッシ (樹脂サッシ等) へ変更、内窓設置、厚手の断熱カーテン使用、窓用断熱シート貼付 |
| 壁・天井・床の断熱材 | 室温の低下しやすい、床からの底冷え、暖房効率の低下 | オプションで断熱材のグレードアップ (厚み増、高性能品へ変更)、カーペットやラグの使用、必要に応じて部分暖房の活用 |
| 住宅の気密性 | 隙間風による冷気の侵入、断熱材の性能低下、暖房しても温まりにくい | 建築時の気密施工の確認・依頼 (要相談)、コンセントカバーや気密テープによるDIYでの隙間対策 |
| 換気システム (主に第3種換気) | 給気口から冷たい外気が直接室内に入り込み、室温を下げる | 高性能フィルター付き給気口への交換、給気口の位置調整、熱交換型換気システムへの変更検討 (要相談・費用大) |
現在の断熱等級はどのレベル?
お家の暖かさや涼しさを左右する「断熱等級」。
オープンハウスのお家は、現在どのくらいの断熱等級なのでしょうか? これは、これからお家を建てる方にとって非常に気になるポイントですよね。
まず、オープンハウスの標準的な仕様で建てられたお家は、多くの場合「断熱等級4」に相当すると考えて良いでしょう。
この「断熱等級4」というのは、2022年10月に改正された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく断熱等性能等級のことで、それ以前の最高等級でした。
そして、2025年4月からは、新しく建てるすべてのお家にこの断熱等級4以上が義務付けられることになっています。
つまり、オープンハウスの標準仕様は、まもなく義務化される最低基準のレベルはクリアしているということになります。
- 断熱等級とは?:家の断熱性能を示すものさし。数字が大きいほど高性能。
- 等級4:2025年から新築住宅の最低基準となるレベル。等級5:ZEH(ゼッチ)水準。より省エネな住宅。
- 等級6・7:HEAT20のG2・G3水準。さらに高性能なレベル。
ただ、この「断熱等級4」というのは、現在の基準で見ると、決して高いレベルとは言えません。
2022年の改正で、新たに「断熱等級5」「断熱等級6」「断熱等級7」という、より上位の等級が設定されました。
具体的にUA値(お家全体の熱の逃げやすさを示す数値)で見てみると、断熱等級4は、東京などの6地域でUA値0.87W/㎡・K以下とされています。
オープンハウスの標準仕様ではUA値0.76程度という情報もありますので、この基準は満たしています。
「断熱等級5」は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準となるレベルで、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指した住宅です。
ここまでくると、かなり省エネで快適な暮らしが期待できます。
さらに上位の「断熱等級6」や「断熱等級7」は、HEAT20という団体が提唱するG2、G3グレードに相当し、冬でも室内の温度を一定以上に保ちやすい、非常に高性能な住宅となります。
大手ハウスメーカーの中には、標準で断熱等級5をクリアしているところも増えてきていますし、断熱に特に力を入れている会社では、等級6や7を標準としている場合もあります。
したがって、オープンハウスの現在の断熱等級は、標準仕様であれば「等級4」が基本となります。
これは、まもなく義務化される基準を満たしてはいますが、より高い快適性や省エネ性を求めるのであれば、オプションで性能を向上させることを検討する必要があります。
予算やライフスタイルに合わせて、どこまでの性能を目指すのかを考えることが重要です。
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オープンハウスで断熱性能を上げる方法と他社比較
断熱材グレードアップで効果はある?
結論から言うと、断熱材をグレードアップすることによって、一定の効果は期待できます。
ただし、その効果の度合いや、何がどれくらい改善されるのかを具体的に知っておくことが大切です。
オープンハウスの断熱材オプションでは、例えば壁や天井に使われるグラスウールの種類をより高性能なもの(例えば密度が高いものや、熱伝導率が低いもの)に変えたり、厚みを増やしたりすることが考えられます。
床下断熱についても、より性能の高い断熱材に変更したり、厚みを増したりすることがあるでしょう。
こうしたグレードアップを行うことで、まず期待できるのは、お家全体のUA値(熱の逃げやすさを示す数値)が改善されることです。
ある情報によれば、断熱材のオプションを追加することで、UA値が標準仕様の0.76程度から0.69程度に改善したという例があります。
数値が小さくなるほど断熱性能は高くなるので、これは良い変化です。
具体的にどんな効果があるかというと、例えば、夏場の最上階の暑さが和らいだり、冬場の底冷えが少し軽減されたりといった、室内の温熱環境の改善が挙げられます。
特に、天井や床の断熱を強化すると、これらの効果を感じやすくなるでしょう。
- グレードアップの効果1:UA値が改善し、熱が逃げにくくなる
- グレードアップの効果2:夏場の最上階の暑さ軽減
- グレードアップの効果3:冬場の床冷えの緩和
ただし、注意点もあります。
断熱材のグレードアップだけで、劇的に暖房費や冷房費が安くなるかというと、その効果は限定的かもしれません。
ある試算では、断熱材のオプションによって暖房費が5~8%程度、年間の光熱費にすると数千円程度の削減になるというデータもあります。
オプション費用(例えば20万円~25万円程度)を考えると、光熱費の削減だけで元を取るのは難しいかもしれません。
また、家全体の断熱性能を本当に高めたいなら、壁や天井の断熱材だけでなく、窓の性能アップも同時に考えることが非常に重要です。
なぜなら、お家の中で最も熱が出入りしやすいのは窓だからです。
いくら壁の断熱を強化しても、窓がアルミサッシのままだったりすると、そこから熱がどんどん逃げてしまい、断熱材グレードアップの効果が半減してしまうこともあります。
まとめると、オープンハウスでの断熱材グレードアップは、UA値の改善や室内の快適性向上といった効果が期待できます。
ただし、光熱費削減効果は限定的である可能性や、窓の性能アップと合わせて検討することの重要性を理解しておく必要があります。
予算と、どこまでの快適性を求めるかをよく考えて、最適な選択をしてください。
気密測定で性能を客観的に知る
「お家の断熱性能を高めたい!」と考えたとき、断熱材の種類や厚みも大切ですが、実はもう一つ、とっても重要なポイントがあります。
それが「気密性(きみつせい)」です。
気密性とは、お家にどれくらい隙間があるかを示すもので、この性能を客観的に知る方法が「気密測定」です。
お家の中に隙間がたくさんあると、いくら良い断熱材を使っても、そこから冬は冷たい空気が、夏は熱い空気が入ってきてしまいます。
また、暖房や冷房で快適にした室内の空気も、隙間から逃げていってしまいます。
これでは、断熱性能が十分に発揮されず、エネルギーの無駄遣いにもなってしまいますよね。
気密性能は「C値(シーち)」という数値で表されます。
このC値は、お家の床面積1平方メートルあたりに、どれくらいの面積の隙間があるかを示していて、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いということになります。
一般的に、日本の木造軸組工法(オープンハウスでよく採用される工法)の住宅で、特に気密対策を意識せずに建てた場合、C値は2.0~5.0程度、あるいはそれ以上になることもあると言われています。
オープンハウスの場合も、ネット上の情報ではC値が2.0~3.0程度ではないかと予想されています。
最近の高性能住宅では、C値1.0以下、中には0.5以下を目指すところもありますので、それに比べると少し隙間が多いかもしれません。
- C値とは?:家の隙間の量を表す数値。小さいほど高気密。
- 気密測定の方法:専用の機械で家の中の空気を強制的に排出し、どれくらい空気が漏れるかを測る。
- C値の目安(一般的な木造軸組):2.0~5.0程度(対策なしの場合)
気密測定は、お家が完成した後(または完成に近い状態)で行います。
専門の業者が、大きな扇風機のような機械を使って家の中の空気を外に排出し、家の中の気圧を下げます。
そして、どれくらいの勢いで空気を排出すれば一定の気圧差を保てるかを測定し、そこからC値を計算します。
気密測定を行うメリットは、まず自分のお家の実際の気密性能を数値で把握できることです。
もしC値が予想以上に大きかった場合(隙間が多かった場合)は、どこに大きな隙間があるのかを探し出し、可能な範囲で塞ぐといった対策を取ることもできます。
例えば、コンセントの周りや、配管が壁を貫通する部分、窓の周りなどは隙間ができやすい場所です。
また、気密性が高いと、断熱性能がより効果的に発揮されるだけでなく、計画的な換気がしやすくなったり、壁の中で結露が発生するリスクを減らしたりする効果も期待できます。
オープンハウスで家を建てる際に、もし断熱性能と合わせて気密性にもこだわりたいのであれば、設計段階で気密性を高めるための施工(気密シートの施工や気密テープ処理など)を依頼できるか相談してみるのも良いかもしれません。
そして、実際にどれくらいの性能が出たのかを確認するために、気密測定を検討してみる価値はあるでしょう。
省エネ基準はクリアできている?
「オープンハウスの家って、ちゃんと省エネ基準を満たしているの?」これは、環境への配慮や光熱費のことを考えると、とても大切な疑問ですよね。
省エネ基準とは、国が定めた「これくらいの省エネ性能は持っていてくださいね」という最低限のルールのことです。
結論からお伝えすると、現在建てられているオープンハウスの住宅は、基本的に国の定める省エネ基準をクリアしています。
現在の省エネ基準の中心となるのは、2022年(令和4年)に改正された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」や、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく断熱等性能等級です。
具体的には、断熱等性能等級4以上、かつ一次エネルギー消費量等級4以上を満たすことが求められています。
オープンハウスの標準的な仕様では、UA値(お家全体の熱の逃げやすさを示す数値)が0.76程度(6地域の場合)という情報があります。
これは、断熱等性能等級4の基準であるUA値0.87(6地域)をクリアしていることになります。
つまり、断熱性能に関しては、現行の省エネ基準を満たしていると言えます。
- 現行の省エネ基準:断熱等級4以上 + 一次エネ消費等級4以上
- オープンハウスの対応:標準仕様で断熱等級4をクリア
- 2025年4月~:新築住宅への省エネ基準適合が義務化
さらに、2025年4月からは、原則としてすべての新築住宅・非住宅に対して、この省エネ基準への適合が義務化されます。
これは、今まで努力目標だったものが、法律で必ず守らなければいけないルールになるということです。
オープンハウスも、この義務化に向けて対応を進めているはずですので、これから建てるお家が基準を満たしていないということは基本的に考えにくいでしょう。
ある専門家は、「省エネ基準(断熱等級4)はレベルが低すぎるため、これから建てる家においては基本的には断熱強化のコストは増えないし、ましてや性能を計算しなくても基準に適合しているかは判断できる」と述べています。
つまり、現在の技術であれば、特別なことをしなくても、ある程度の断熱材を使い、ペアガラスの窓を採用すれば、自然とクリアできてしまうレベルの基準だとも言えるのです。
実際に、省エネ基準を満たしているお家でも、窓の性能が低かったり、気密性が十分でなかったりすると、期待したほどの省エネ効果が得られないこともあります。
したがって、オープンハウスのお家は、国の定める現在の省エネ基準はクリアしていると考えて大丈夫です。
しかし、それはあくまで最低限のレベルであり、より快適で環境に優しく、光熱費も抑えられるお家を目指すのであれば、断熱等級5(ZEH水準)以上を目指すなど、さらなる性能向上を検討することをおすすめします。
長期優良住宅の認定は可能か?
「せっかく家を建てるなら、長持ちして、税金の優遇もある『長期優良住宅』にしたいな」と考える方もいらっしゃるでしょう。
オープンハウスで、この長期優良住宅の認定を受けることは可能なのでしょうか?
結論としては、不可能ではありませんが、標準仕様のままでは難しく、様々な条件をクリアするための追加費用や設計上の工夫が必要になると考えられます。
まず、長期優良住宅とは何か簡単におさらいしましょう。
これは、「長期間にわたって良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」のことです。
具体的には、以下のような厳しい基準を満たす必要があります。
- 耐震性:地震に強い構造であること(多くは耐震等級2以上)
- 劣化対策:柱や土台などが腐りにくい対策がされていること(劣化対策等級3)
- 維持管理・更新の容易性:点検や補修がしやすい設計であること(維持管理対策等級3)
- 省エネルギー性:断熱性能などが高く、省エネであること(断熱等性能等級5、一次エネ消費量等級6が基本)
- 住戸面積:一定以上の広さがあること
- 居住環境:良好な景観の形成、地域の居住環境の維持向上に配慮されていること
- 維持保全計画:定期的な点検や補修に関する計画が立てられていること
これらの基準を見てみると、特に「省エネルギー性」の項目で、オープンハウスの標準仕様(多くは断熱等級4)では、長期優良住宅の基準(基本的に断熱等級5)を満たしていないことがわかります。
つまり、断熱材のグレードアップや、高性能な窓への変更などが必須になってきます。
また、「耐震性」についても、オープンハウスの標準仕様は耐震等級1(建築基準法レベル)であることが多いですが、長期優良住宅では多くの場合、耐震等級2以上、場合によっては耐震等級3が求められます。
これも、構造計算をやり直したり、壁を増やしたりといった対応が必要になる可能性があります。
オープンハウスが長期優良住宅の認定取得を積極的に推奨しているかというと、そうではないかもしれません。
同社は、土地の仕入れ力やコストを抑えた住宅供給に強みがあるため、長期優良住宅のような高性能・高コストを目指すよりも、標準的な仕様で価格を抑える戦略をとっていると考えられます。
しかし、施主が強く希望し、追加の費用負担や設計上の制約(例えば、耐震性を上げるために間取りに制限が出ることなど)を理解した上で依頼すれば、対応してくれる可能性はあります。
その場合は、設計段階から長期優良住宅の基準を満たすように計画を進めていく必要があります。
まとめると、オープンハウスで長期優良住宅の認定を受けることは可能ですが、そのためには標準仕様からの大幅なグレードアップと追加コストが避けられません。
メリット・デメリットをよく比較検討し、本当に自分たちにとって必要なのかどうかを慎重に判断することが大切です。
| 認定基準項目 | 基準の概要 (主なもの) | 対策・考慮点のポイント (オープンハウスで目指す場合) |
|---|---|---|
| 耐震性 | 耐震等級2以上 (稀に3) | 標準仕様 (通常等級1) からの構造強化検討 (壁量増、金物強化等) |
| 省エネルギー性 | 断熱等性能等級5 かつ 一次エネルギー消費量等級6 | 断熱材・窓のグレードアップ、高効率給湯器・照明等の設備導入 |
| 劣化対策 | 劣化対策等級3 (構造躯体等) | 床下・小屋裏点検口、防腐・防蟻処理、通気構造の確保 |
| 維持管理・更新の容易性 | 維持管理対策等級3 (専用配管) | 内装・設備配管の点検・補修のしやすさを考慮した設計 |
| 住戸面積 | 一戸建て: 75㎡以上 (原則) | 計画する住宅の広さが基準を満たしているか確認 |
| 維持保全計画 | 定期的な点検・補修計画の策定 | 建築後のメンテナンス計画を作成し、申請時に提出 |
比較!断熱性が高いハウスメーカー
オープンハウスの断熱性能について見てきましたが、「もっと断熱性の高い家を建てたい!」と考えた場合、他のハウスメーカーはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、断熱性能に定評のあるハウスメーカーをいくつかご紹介し、オープンハウスと比較してみましょう。
まず、よく名前が挙がるのが「一条工務店」です。
「家は、性能。」というキャッチコピーの通り、業界でもトップクラスの断熱性・気密性を誇ります。
UA値(熱の逃げやすさ)は、主力商品「i-smart」で0.25W/㎡・Kという驚異的な数値を公表しており、これは断熱等級7に相当します。
窓も標準で「樹脂サッシのトリプルガラス」を採用するなど、徹底的に高性能を追求しています。
次に、「ダイワハウス」も近年、断熱性能に力を入れています。
木造商品の「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」では、オプションを選ぶことで断熱等級7に対応可能です。
鉄骨住宅でも付加断熱を採用するなど、幅広いラインナップで高い断熱性を実現しようとしています。
「積水ハウス」も、木造・鉄骨ともに高い技術力を持つ大手メーカーです。
オリジナルの高断熱サッシ「SAJサッシ」を採用したり、断熱仕様を「グリーンファーストゼロ・スーペリア」などにグレードアップすることで、ZEH基準を大きく超える性能も実現できます。
デザイン性と断熱性の両立を目指せるのが特徴です。
- 一条工務店:UA値0.25、標準でトリプル樹脂サッシなど圧倒的性能
- ダイワハウス:木造で等級7対応可能、鉄骨も高断熱仕様あり
- 積水ハウス:オリジナル高断熱サッシ、デザインと性能を両立
- ミサワホーム:木質パネル接着工法で高断熱、大開口も得意
- 三井ホーム:プレミアム・モノコック構法、屋根断熱も強化
その他にも、「ミサワホーム」は独自の「木質パネル接着工法」により、工場生産による高品質なパネルで高い断熱性と気密性を確保しています。
「三井ホーム」は、「プレミアム・モノコック構法」という枠組壁工法を進化させた構法で、壁だけでなく屋根の断熱(ダブルシールドパネル)にも力を入れています。
これらのハウスメーカーと比較すると、オープンハウスの標準仕様は、断熱性能の数値だけを見ると見劣りする部分があるのは否めません。
オープンハウスの強みは、都心部などの好立地に、比較的リーズナブルな価格で戸建てを提供できる点にあります。
そのため、断熱性能は国の基準を満たすレベルに抑え、コストとのバランスを取っていると考えられます。
もちろん、オープンハウスでもオプションで断熱材を強化したり、窓の性能を上げたりすることで、UA値を0.5台(断熱等級5相当)まで高めることは可能です。
しかし、最初から高い断熱性能を標準としているメーカーと比べると、同じ性能に到達するための追加費用がどれくらいになるのか、よく比較検討する必要があります。
最終的にどのハウスメーカーを選ぶかは、断熱性能だけでなく、価格、立地、間取りの自由度、デザイン、担当者との相性など、様々な要素を総合的に考えて決めることが大切です。
自分たちが何を一番重視するのかを明確にして、情報収集を進めていきましょう。
| ハウスメーカー | UA値目安 (W/㎡・K) | 主な断熱技術/構法 (例) | 高断熱仕様時の窓 (例) |
|---|---|---|---|
| オープンハウス (オプション強化時) | 0.57 程度 | グラスウール充填 + 高性能窓 | 樹脂サッシ ペアガラス (APW330等) |
| 一条工務店 | 0.25 (i-smart) | 外内ダブル断熱 (2×6) | 自社製樹脂サッシ トリプルガラス |
| ダイワハウス | 0.38 (xevo GranWood エクストラW断熱) | 付加断熱 (内・外) | 高性能トリプルガラス樹脂サッシ |
| 積水ハウス | 0.46以下 (グリーンファーストゼロ仕様) | ぐるりん断熱、天井・壁・床 適材適所 | SAJサッシ (高性能アルミ樹脂複合) |
| 住友林業 | 0.41 (DUELLING ECO仕様) | 360°トリプル断熱 | アルゴンガス入Low-E複層ガラス樹脂サッシ |
オープンハウスの断熱性能を徹底解説!「寒い」評価を覆す対策も!:まとめ
オープンハウスの断熱性能について詳しく見てきましたが、標準仕様では国の定める省エネ基準(断熱等級4)をクリアしていることが一般的です。
これは、2025年から義務化される最低限のラインであり、「断熱材が入っていない」という噂は誤解であると言えるでしょう。
しかし、より高い快適性や省エネ性を求める場合、標準仕様のままでは「寒い」と感じる場面もあるかもしれません。
そのため、オープンハウスで満足のいく断熱性能を実現するためには、断熱材のグレードアップや高性能な窓への変更といったオプションの検討が重要になります。
また、気密測定で実際の性能を把握したり、長期優良住宅の認定を目指したりすることも選択肢の一つですが、それぞれコストとのバランスを考える必要があります。
最終的には、ご自身の予算やライフスタイル、そして「どのような住まいにしたいか」という優先順位を明確にすることが、オープンハウスで後悔しない家づくりをするための鍵となるでしょう。
他の高断熱ハウスメーカーと比較検討することも含め、じっくりと情報収集を行い、最適な選択をしてください。
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オープンハウスはありませんが、大手が勢揃いしているので、比較・参考に最適です!
| 一条工務店 | 積水ハウス | ダイワハウス | トヨタホーム |
| 住友林業 | セキスイハイム | へーベルハウス | ウィザースホーム |
| 富士住建 | 三菱地所ホーム | 三井ホーム | スウェーデンハウス |
| ミサワホーム | 住友不動産ハウジング | 北洲ハウジング | アキュラホーム |
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