「トヨタホームのLQ、価格が魅力的だけど、結局のところ総額はいくらになるの?」
「住み心地や評判も気になるし、情報が多すぎて何から調べればいいか分からない…」
なんて悩んでいませんか?
もし、LQのリアルな情報と、後悔しないための判断材料がこの記事で手に入るとしたら、嬉しいですよね。
この記事では、トヨタホームLQの価格(総額)や特徴、メリット・デメリット、そして実際に建てた人の口コミまで、詳しく解説しています。
当記事を読めば、LQがあなたにとって最適な選択なのか、その具体的な見極め方を知ることができますよ!
- トヨタホームLQの広告価格と実際の総額の違いが明確である
- 進化した「シンセLQ」で何が変わり、どんなメリットがあるか理解できる
- LQの標準仕様や、選べる間取り・デザインの範囲が具体的にわかる
- 実際にLQを建てた人や検討した人のリアルな評判・口コミを把握できる
- LQで後悔しないために押さえておくべき具体的な注意点がわかる
- 自分がトヨタホームLQに向いているかどうかの客観的な判断材料を得られる
Contents
トヨタホームLQの総額と特徴を徹底解説

LQの総額は?諸費用込みでいくら?
トヨタホームのLQシリーズは、「1,600万円から買える家」というキャッチフレーズで宣伝されることがあり、その価格の手頃さから注目を集めています。
でも、「本当に1,600万円で全部済むの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
実際に家を建てる際には、建物の本体価格のほかに、いろいろな費用がかかってきます。
例えば、家を建てるための準備工事、水道や電気を引き込む工事、駐車場や庭を作る外構工事、そして登記費用や税金などの諸経費です。
トヨタホームのLQの場合、これらの建物本体価格以外の費用として、およそ600万円から900万円程度、場合によってはそれ以上かかることを見込んでおくと良いでしょう。
ある建築実例では、LQで太陽光発電やオール電化、キッチンのアップグレードなどを含めた本体関連の工事で約1850万円、それに加えて屋外の給排水工事や外構工事などで、合計約2060万円になったというケースがあります。
また、別の口コミでは、LQの36坪タイプで見積もりが2600万円くらいになったという声も見受けられました。
もちろん、選ぶプランの大きさ、オプションの内容、土地の条件、外構工事をどこまで行うかによって総額は大きく変わってきます。
- 広告の価格はあくまで建物本体の目安と考える
- 付帯工事費や諸経費が別途かかることを忘れずに
- オプションや外構で総額は大きく変動する
ですから、トヨタホームのLQを検討する際は、広告されている価格だけでなく、最終的にいくらになるのか、諸費用やオプション費用をしっかり含めた総額で資金計画を立てることがとても大切です。
ハウスメーカーの担当者とよく相談して、詳細な見積もりを出してもらい、納得いくまで確認するようにしましょう。
金額の目安 | 含まれる主な内容/備考 | |
---|---|---|
建物本体価格 | 1,600万円~ | 基本的な建物構造、内外装の標準仕様など(広告価格のベース) |
付帯工事費 | 300万円 ~ 600万円程度 | 地盤改良、屋外給排水、電気・ガス引込、仮設工事(クレーン費用含む)など |
諸経費 | 100万円 ~ 250万円程度 | 建築確認申請、登記費用、ローン手数料、火災保険料、印紙税など |
オプション費用 | 100万円 ~ 500万円以上 | 外構工事、内装・設備のグレードアップ、太陽光発電、全館空調など(こだわり次第で変動) |
総額の目安 | 2,000万円台後半 ~ | 上記を合計した金額。プランや土地条件、オプションにより大きく変動。個別見積もりが必須。 |
LQの価格相場と坪単価をチェック
トヨタホームLQの価格について、もう少し詳しく見ていきましょう。
よく住宅の価格を表す目安として「坪単価」という言葉が使われます。
これは、家の延床面積1坪あたり、どれくらいの建築費用がかかるかを示したものです。
LQシリーズは、坪単価40万円台から、あるいは55万円前後で「1,600万円から建てられる」と宣伝されることがあります。
例えば、30坪の家なら、坪単価55万円で単純計算すると1,650万円となりますね。
これは、大手ハウスメーカーの中では比較的リーズナブルな価格帯と言えるでしょう。
しかし、注意したいのは、この坪単価に含まれるものがハウスメーカーや商品によって異なる場合があるという点です。
一般的に広告で見る坪単価は、建物の本体工事費のみを指していることが多いです。
先ほどお話ししたように、実際には付帯工事費や諸経費、オプション費用などが加わるため、最終的な坪単価は宣伝されているものよりも高くなる傾向にあります。
口コミなどを見ると、LQで建てた場合、結果的に坪単価が60万円程度になったという声や、新しい「シンセLQ」では坪単価が80万円からといった情報も見られます。
静岡県でLQを建てた方の体験談では、35坪の家で建物価格が2,500万円だったとのことなので、この場合の坪単価は約71.4万円になります(ただし、これは当時の価格で、現在は資材高騰などの影響でさらに高くなっている可能性があります)。
- 宣伝される坪単価はあくまで目安
- 実際は付帯工事やオプションで坪単価も変動
- 複数の情報を比較し、総額で判断することが重要
同じトヨタホームの他の商品シリーズや、他のハウスメーカーの同価格帯の商品と比較してみることも大切です。
例えば、アキュラホームやタマホーム、アイフルホームといったローコスト住宅メーカーは、坪単価30万円台後半から70万円程度が目安とされています。
LQはこれらのメーカーと価格帯が近い部分もありますが、トヨタ自動車グループの技術力や品質、長期保証といった付加価値をどう評価するかがポイントになるでしょう。
坪単価はあくまで家づくりの費用を考える上での一つの指標です。
大切なのは、坪単価の数字だけに注目するのではなく、どのような仕様で、どのような設備が含まれていて、総額でいくらになるのかをしっかりと把握することです。
いくつかのプランで見積もりを取り、内容を細かく比較検討することをおすすめします。
進化したシンセLQは何が違う?
トヨタホームのLQシリーズは、もともと2010年6月から販売されていましたが、2022年の秋に「シンセLQ」としてリニューアルされ、さらにパワーアップしました。
この新しい「シンセLQ」は、以前のLQの良いところは引き継ぎつつ、現代の暮らしに合わせてより魅力的になっているんです。
まず、大きな違いとして、選べるプランのバリエーションが大幅に増えた点があげられます。
以前のLQは、選べるプランが16種類、家の大きさ(延床面積)も35坪から38坪程度と、バリエーションがやや限られていました。
そのため、土地の形や大きさによっては、LQのコンセプトは気に入っても、うまくプランが合わずに諦めざるを得ないケースもあったようです。
しかし、「シンセLQ」では、プランの数がなんと21種類から38種類へと大幅にアップしました。
さらに、家の大きさも28坪から38坪と、よりコンパクトなサイズから選べるようになり、さまざまな土地の条件や家族構成に対応しやすくなりました。
これによって、より多くの人がLQの魅力を享受できるようになったのは嬉しいポイントですね。
以前のLQではオプションとしても設置できなかったこの「スマート・エアーズPLUS」は、家中の温度を一年中快適に保ってくれるシステムです。
暑い夏も寒い冬も、リビングだけでなく廊下や洗面所まで心地よい空間にしてくれるので、家族みんなが笑顔で過ごせるでしょう。
ペットを飼っているご家庭にも嬉しい機能ですね。
さらに、「シンセLQ」は標準仕様でZEH(ゼッチ)住宅に対応しています。
ZEH住宅とは、簡単に言うと、使うエネルギーを抑え、太陽光発電などでエネルギーを作り出すことで、年間のエネルギー消費量をおおむねゼロにする家のことです。
「シンセLQ」では、トヨタホームと中部電力ミライズが提供する「カテエネソーラー」というシステムを利用し、太陽光発電などの設備をお得に導入できます。
これにより、環境に優しく、光熱費も抑えられ、災害時にも役立つ安心の住まいが実現できるのです。
進化した「シンセLQ」は、選べる楽しさはそのままに、より快適で、より現代のニーズに合った住まいへと生まれ変わったと言えるでしょう。
LQの標準仕様、どこまで付いてる?
トヨタホームのLQは、コストを抑えつつも「トヨタクオリティ」を実現しているのが魅力の一つですが、具体的にどのようなものが標準で付いてくるのか気になりますよね。
「標準仕様」とは、追加料金なしで基本的に備わっている設備や機能のことです。
まず、家の骨組みとなる構造には、トヨタホームの大きな特徴である強靭な「鉄骨ラーメン構造」が採用されています。
これは、太さ125mm角の鉄骨の柱と梁をしっかりと組み合わせたもので、地震に強く、大きな空間や窓を実現できるのがメリットです。
耐震等級も最高ランクの「3」を基本としており、安心感がありますね。
そして、長く安心して住むための保証として、最長60年の長期保証「アトリスプラン」の対象となっているのも大きなポイントです。
これは、定期的な点検や適切なメンテナンスを受けることで、構造体などが長期間保証されるというもので、トヨタグループならではの信頼性が感じられます。
快適な室内環境を保つための設備としては、全館換気システム「ピュア24セントラル」が標準装備です。
これは、PM2.5などの有害物質をしっかり除去した新鮮な空気を2時間で家全体に入れ替えるシステム。
さらに、熱交換機能が付いているので、冷暖房のエネルギーロスを抑えながら換気ができる優れものです。
冬場に冷たい空気がそのまま入ってきて部屋が寒くなる、なんてことを防いでくれます。
外観に関しては、屋根の形が「寄棟」「片流れ」「フラット」の3タイプから選べ、外壁材には耐久性に優れたガルバリウム鋼板が使われ、アクセントカラーとして4色(クールホワイト、スチールグレー、クールブラック、クールネイビーなど)の選択肢があります。
玄関ドアも6色から選べます。
内装は、床の色や建具、壁紙を組み合わせたインテリアカラーが5つのパターンから選べ、1階と2階で異なるパターンを選ぶことも可能です。
- 構造:鉄骨ラーメン構造(耐震等級3)
- 保証:60年長期保証「アトリスプラン」
- 換気:全館換気システム「ピュア24セントラル」
- 外観:屋根3タイプ、外壁4色、玄関ドア6色
- 内装:インテリアカラー5パターン
水回り設備(キッチン、浴室、洗面台)については、「デザイン重視」「機能重視」「使い心地重視」といった3つのパックから選ぶ形になっています。
ただ、口コミを見ると、これらの標準仕様の水回り設備は「価格相応」と感じる人もいるようで、もっとグレードの高いものにしたい場合はオプションで対応する必要があります。
こだわりたい部分と予算のバランスを考えて、上手に標準仕様とオプションを組み合わせていくのが良いでしょう。
LQは、しっかりとした基本性能を備えつつ、選ぶ楽しさも提供してくれる住宅と言えます。
内容/選択肢 | ポイント | |
---|---|---|
基本構造 | 鉄骨ラーメン構造 | 耐震等級3(最高等級)が標準 |
保証制度 | アトリスプラン(最長60年保証) | 長期的な安心を提供 |
換気システム | ピュア24セントラル(全館換気) | 熱交換式で省エネ、空気清浄 |
外壁材 | ガルバリウム鋼板(標準) | 耐久性に優れる |
外壁カラー | 基本4色から選択 | モダンな色合いが中心 |
屋根形状 | 寄棟・片流れ・フラット(3タイプ) | 外観の印象を大きく変える |
玄関ドア | 6色から選択可能 | 家の顔となるアクセント |
インテリアカラー | 5パターンから選択 | 床、建具、壁紙の組み合わせ |
水回り設備 | キッチン・浴室・洗面(各3パック) | デザイン・機能・使い心地重視で選ぶ |
間取りアレンジ | ムーブウォール、ムーブクローゼット等 | ライフスタイルに合わせて変更可能 |
選べる間取りとアレンジの自由度
トヨタホームLQの大きな魅力の一つが、「プロがつくる、私がアレンジ。」というコンセプトに表れている、間取りの考え方です。
LQは、完全な自由設計の注文住宅とは異なり、「セミオーダー」または「企画住宅」と呼ばれるタイプにあたります。
これは、あらかじめプロが考えた暮らしやすいベースとなるプランが数十種類用意されていて、その中から自分の好みやライフスタイルに合ったものを選び、さらにそこから自分流にアレンジを加えていくという家づくりのスタイルです。
具体的には、まず家の基本的な形や大きさが決まっているプランを選びます。
プランの数は、リニューアルされた「シンセLQ」では38種類と豊富に用意されているので、多くの選択肢の中から検討できます。
ただし、このセミオーダータイプの特徴として、例えば階段の位置やトイレ、お風呂といった水回りの場所は、基本的に変更することができません。
これらは家の構造や配管計画に大きく関わる部分なので、効率的でコストを抑えた家づくりをするために、あらかじめ最適な位置に設定されているのです。
そうなんです。
LQの大きな特長として、新発想のアイテム「ムーブウォール」(自由に動かせる壁)と「ムーブクローゼット」(壁にもなる動かせる収納)が用意されています。
これらを使うことで、子どもが小さいうちは広い一部屋として使い、成長したら二部屋に仕切る、といったように、家族のライフステージの変化に合わせて間取りを柔軟に変更できるのです。
壁を取り払ったり、逆に追加したりといったアレンジも、ある程度は可能です。
例えば、「在宅ワークスペースを確保したい」「リビングに小上がりの畳コーナーがほしい」とか、「2階に子どもたちが遊べる共有スペースを作りたい」といった要望も、プランによっては実現できます。
トヨタホームが得意とする鉄骨ラーメン構造のおかげで、柱の少ない広々としたLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を作ることも可能です。
大きな窓を設けて、明るく開放的な空間にすることもできるでしょう。
完全にゼロから考える自由設計ではない分、家づくりの専門知識があまりなくても、プロが考えた使いやすい動線をベースに、安心して家づくりを進められるのがメリットです。
そして、自分のこだわりたい部分をプラスアルファで加えていくことで、オリジナリティのある住まいが完成します。
LQは、「選ぶ」手軽さと「アレンジする」楽しさを両立させた、新しい発想の注文住宅と言えるでしょう。
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トヨタホームはありませんが、大手が勢揃いしているので、比較・参考に最適です!
一条工務店 | 積水ハウス | ダイワハウス | トヨタホーム |
住友林業 | セキスイハイム | へーベルハウス | ウィザースホーム |
富士住建 | 三菱地所ホーム | 三井ホーム | スウェーデンハウス |
ミサワホーム | 住友不動産ハウジング | 北洲ハウジング | アキュラホーム |
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トヨタホームLQの総額と評判、後悔しないために

【写真あり】LQの建築実例紹介
トヨタホームLQで実際にどんな家が建てられているのか、気になりますよね。
ここでは、資料で紹介されていた建築実例や、実際に建てた方の声をもとに、LQの家のイメージを膨らませてみましょう。
(※ここに掲載している写真は公式ページからの引用です。文章と合わせて、イメージのためにご覧ください。)
例えば、ある実例では、延床面積が172.71平方メートル(約52.24坪)の2階建てLQが紹介されています。
1階の床面積が59.29平方メートル、2階が57.49平方メートルと、ゆとりのある広さですね。
また、別の実例では敷地面積292.00平方メートル(約88.33坪)に、延床面積116.80平方メートルのLQが建てられています。
こちらも1階が59.30平方メートル、2階が57.50平方メートルと、似たような床面積構成です。
これらの実例から、LQが比較的広めの土地にも対応でき、家族がゆったりと暮らせる空間を提供できることがわかります。
- 広々とした敷地に建つ、ゆとりのあるLQ
- ライフスタイルに合わせた間取りの工夫
- 施主のこだわりが詰まったオンリーワンの住まい
静岡県にお住まいの20代男性の方は、35坪・4LDKのLQを約2,500万円(建物価格、土地代別途)で建てられました。
この方は、日当たりの良い南側にリビングと寝室を配置し、大きな窓で開放感を演出。
リビングにはおしゃれな小上がりの畳スペースを設け、ダウンライトですっきりとした空間に仕上げたそうです。
また、フローリングの目地の間隔を広くして高級感を出すなど、細部にもこだわっています。
特に便利だった点として、玄関の鍵をスマートキーにしたことを挙げていました。
夜間や荷物が多い時でもスムーズに家に入れるのは、日々の暮らしで大きなメリットになりますね。
ウッドデッキは芝生を広く取るために短めにして、縁側のように使っているのも素敵な工夫です。
これらの実例を見ると、LQがベースプランを選びながらも、施主のこだわりやライフスタイルに合わせてさまざまなアレンジが可能なことがよくわかります。
例えば、ある方はリビングにアクセントクロスで遊び心を取り入れ、隠れスヌーピーのデザインで楽しんでいるそうです。
浴室の壁紙をリラックスできる緑色にしたり、階段の窓の鍵の位置を小柄な方でも開けやすい高さに調整したりと、細やかな配慮が光る家づくりが実現されています。

トヨタホームの公式サイトや住宅展示場では、さらに多くの実例写真や間取り図を見ることができます。
実際に建てられた家の雰囲気や、どんな暮らしができるのかを具体的にイメージするために、ぜひ参考にしてみてください。
自分の理想とする住まいのヒントが見つかるかもしれません。
外壁の種類とデザインの選択肢
家の顔とも言える外観デザイン。
トヨタホームLQでは、どんな選択肢があるのでしょうか。
LQはセミオーダータイプの住宅なので、外観もある程度決まったパターンの中から選んでいくスタイルになります。
完全に自由というわけではありませんが、組み合わせ次第で自分好みの雰囲気に仕上げることができますよ。
まず、外壁材には、耐久性や耐食性に優れた「ガルバリウム鋼板」が標準で採用されています。
このガルバリウム鋼板は、金属サイディングの一種で、モダンでシャープな印象を与えてくれます。
選べるカラーは、基本的には4色が用意されています。
例えば、「クールホワイト」「スチールグレー」「クールブラック」「クールネイビー」といった、落ち着いた色合いが中心です。
これらの色をベースに、アクセントカラーを組み合わせることで、外観に個性を出すことも可能です。
次に、屋根の形です。
屋根の形状は家の印象を大きく左右する重要な要素ですが、LQでは主に3つのタイプから選べます。
すっきりとした現代的な印象の「フラット屋根」、シャープでスタイリッシュな「片流れ屋根」、そして伝統的で落ち着いた雰囲気の「寄棟屋根」です。
どの屋根を選ぶかによって、家のシルエットがガラリと変わります。
玄関ドアの色は、例えば「シルバー」「レッド」「ブルー」「クリエラスク(木目調)」「ミディアムチェリー(木目調)」「ゼンオーク(木目調)」など、多彩なラインナップがあります。
玄関ドアは家のアクセントにもなる部分なので、慎重に選びたいですね。
また、玄関の向きも、土地の条件に合わせて南向き、北西向き、東向きなどから選ぶことができます。
- 外壁材:ガルバリウム鋼板(標準4色)
- 屋根形状:3タイプ(フラット、片流れ、寄棟)
- 玄関ドア:6色から選択可能
ただし、選べる素材やデザインが限られているため、人によっては「少し安っぽく感じる」という意見も聞かれます。
特に外壁の質感などは、カタログやWEBサイトだけでは分かりにくい部分です。
後で「イメージと違った…」と後悔しないためにも、必ずモデルハウスや実例見学会などで実物を見て、触って、質感を確かめることを強くおすすめします。
60年も住み続けるかもしれない大切な家ですから、外観デザインも納得のいくものを選びたいですね。
購入者のリアルな評判・口コミまとめ
トヨタホームLQを実際に建てた人や、検討した人はどのように感じているのでしょうか。
インターネット上のSNSや掲示板、ブログなどから、さまざまな評判や口コミを集めてみました。
良い意見もあれば、少し気になる意見もあるので、両方を見ていきましょう。
まず、良い評判として多く聞かれるのは、やはり「コストパフォーマンスの高さ」です。
「世界のトヨタ」というブランド力がありながら、1600万円台からという価格設定は魅力的と感じる人が多いようです。
「構造躯体の性能がブッチギリ過ぎる」「格安なのに寿命が長い」といった、トヨタホームならではの品質や耐久性に対する信頼感も、LQの評価を高めているポイントです。
また、完全な自由設計ではないものの、「カスタマイズがかなりできる」「自由すぎないことが逆に良い」といった、セミオーダーならではの手軽さや、間取りのアレンジ性を評価する声もありました。
全館換気システムの「ピュア24セントラル」についても、「思った以上に良かった」「窓を開けたくなくなった」と、その快適性を実感している口コミが見受けられます。
一方で、気になる評判やデメリットとしては、「建物以外の費用が思ったよりもかかった」という声が目立ちます。
1600万円という価格に惹かれて検討を始めたものの、実際には諸費用やオプションなどで追加費用が発生し、結局2400万円~2500万円くらいになった、というケースは少なくないようです。
そのため、「完全に予算オーバーだった」「大手ハウスメーカーの敷居の高さを思い知った」と感じる人もいました。
また、「水回りの標準装備が弱い」という意見も多く、キッチンやお風呂、洗面台の設備はオプションでグレードアップした方が満足度が高いというアドバイスも見られます。
外観デザインについては、「見た目は今イチ」「安っぽさを感じる」という声も一部でありました。
さらに、営業担当者の対応について、「契約後に態度が変わった」といった不満や、アフターサービスの対応の遅さを指摘する声も散見されました。
これは担当者による部分も大きいかもしれませんが、注意しておきたい点です。
- 良い点:コスパ、頑丈さ、トヨタブランドの安心感、換気システム
- 気になる点:追加費用で予算オーバー、標準設備のグレード、外観の質感、担当者の対応
- 総じて:基本性能は高いが、こだわり部分は追加費用が必要。情報収集と実物確認が重要。
トヨタホームLQを選ぶ際には、これらのリアルな評判や口コミを参考に、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。
自分たちの家づくりに何を優先するのかを明確にし、納得のいく選択をしたいですね。
メリット (良い評判より) | デメリット (気になる評判より) | |
---|---|---|
価格・費用面 | トヨタ品質でありながら比較的低価格 | 初期の広告価格と実際の総額に差が大きい(諸費用・オプション) |
構造・品質 | 鉄骨ラーメン構造で頑丈、耐震性が高い | (特になし、品質は高評価が多い) |
設計・間取り | セミオーダーで選びやすく、ある程度のアレンジも可能 | 完全自由設計ではないため、プランの選択肢や変更に制約あり |
標準設備 | 全館換気システム「ピュア24セントラル」の評判が良い | キッチン・浴室など標準の水回り設備が物足りないとの声も |
外観デザイン | シンプルモダンで良いという意見も | 人によっては安っぽく感じる可能性あり(実物確認推奨) |
保証・サポート | トヨタホームの長期保証(60年)が安心 | 営業担当やアフターサービスの対応にばらつきがあるとの指摘 |
その他 | カスタマイズ性が意外と高いとの評価 | クレーン設置のため土地の条件(前面道路幅・スペース)が限定される |
建てて後悔?LQの注意点とは
トヨタホームのLQは、魅力的なポイントがたくさんありますが、家を建ててから「こうすれば良かった…」「思っていたのと違った…」と後悔しないために、いくつか知っておきたい注意点があります。
事前にこれらのポイントをしっかり押さえて、満足のいく家づくりを目指しましょう。
まず、予算についてです。
LQは「1,600万円の家」として宣伝されることがありますが、これはあくまで建物の基本的な価格です。
実際に家が建つまでには、土地の条件によっては地盤改良費、屋外の給排水工事費、外構工事費、各種申請費用、税金、そして好みに合わせたオプション費用などがかかってきます。
多くの場合、これらの費用がプラス600万円から900万円、あるいはそれ以上必要になると考えておきましょう。
そのため、建物価格は少なくとも2,000万円台前半、こだわりを入れるなら2,500万円程度を想定して資金計画を立てることが大切です。
「1,600万円で全てコミコミ」と誤解しないようにしましょう。
次に、実物の確認です。
LQは選べる外観の色や内装のパターンが決まっています。
そのため、カタログやウェブサイトの写真だけでは、実際の質感や雰囲気が掴みにくいことがあります。
人によっては、「思ったより安っぽく見える…」と感じる可能性もゼロではありません。
建ててから残念な気持ちにならないように、契約前に必ずモデルハウスや完成見学会に足を運び、実物を見て触って確認しましょう。
外壁の素材感や内装の仕上がり具合などを自分の目で確かめることが重要です。
- 予算は建物本体価格+諸費用(600~900万円以上)で考える
- モデルハウスで外観・内装の質感を必ず確認する
- 土地の制約(クレーン車が入れるか)を確認する
- 換気システムのフィルター掃除など定期メンテナンスが必要
- プラン数は限られるため、ある程度の妥協も必要になる場合がある
また、LQは工場で生産されたユニットを現場でクレーンを使って組み立てる工法です。
そのため、建設予定地の前面道路の幅や、クレーン車を設置するスペースが確保できるか、という土地の条件も重要になります。
このスペースが確保できないと、LQを建てたくても建てられないケースがあるので、土地探しの段階からトヨタホームの担当者に相談しておくと安心です。
最後に、LQはセミオーダーなので、選べるプランの数は限られています。
「どうしてもこの間取りがいい!」という強いこだわりがある場合、LQのプランでは実現できない可能性もあります。
どこかで妥協点を見つける必要があるかもしれない、ということを念頭に置いておきましょう。
これらの注意点を踏まえて、後悔のない家づくりを進めてくださいね。
確認すべき内容/具体的なアクション | なぜ重要か/後悔しないためのポイント | |
---|---|---|
予算計画 | 総額(諸費用・オプション込)の見積もり取得、 資金計画の妥当性を確認 |
広告価格だけでなく、実際に支払う総額を把握し、 無理のない計画を立てるため |
実物確認 | モデルハウス・完成見学会で外観・内装の質感、 標準設備のグレードを確認 |
写真やカタログとのギャップをなくし、 期待外れや安っぽさを感じないようにするため |
土地条件 | 建築予定地にクレーン車が入れるか、 地盤調査の結果と必要な対策を確認 |
LQの工法上の制約をクリアするため、 また、安全な家づくりのため |
プラン・仕様の 理解 |
LQのプランで希望がどこまで叶うか、 変更不可な点(水回り位置等)を理解しているか |
セミオーダーの限界を理解し、 妥協点を見つけるか、他の選択肢を検討するため |
メンテナンス計画 | 全館換気システムのフィルター清掃頻度、 長期保証の維持条件を確認 |
入居後の手間や費用を把握し、 長く快適に住み続けるため |
複数社比較 | 他のハウスメーカーや工務店のプラン・見積もりと 比較検討しているか |
1社に絞らず客観的に比較することで、 より自分に合った納得のいく選択をするため |
トヨタホームLQがおすすめな人
トヨタホームのLQは、特定の人たちにとって、とても魅力的な選択肢となる注文住宅です。
では、具体的にどのような人にLQはおすすめなのでしょうか。
いくつかのポイントに分けて見ていきましょう。
まず、「信頼できる大手ハウスメーカーで、コストを抑えつつ質の高い家を建てたい」と考えている人です。
トヨタホームは、ご存知の通りトヨタ自動車グループの一員であり、その技術力や品質管理、そして長期保証といった面で高い信頼性があります。
LQは、その「トヨタクオリティ」を保ちながらも、セミオーダー形式にすることで価格を抑えることに成功しています。
特に、20代や30代前半といった、まだ収入がそれほど多くないけれど、マイホームを持ちたい若い世代にとっては、住宅ローンの借入額を抑えられるという点で大きなメリットがあります。
「ローコスト住宅も気になるけど、やっぱり品質や保証が心配…」という方には、LQが良いバランスの選択肢となるでしょう。
次に、「家づくりは楽しみたいけれど、あまり複雑なことは考えたくない、ある程度プロに任せたい」という人にも向いています。
LQは、ベースとなるプランや外観、内装のカラースキームなどがプロによって厳選されています。
そのため、ゼロから全てを自分で決める完全自由設計と比べて、迷うポイントが少なく、スムーズに家づくりを進めやすいのが特徴です。
「自由設計は選択肢が多すぎて逆に困ってしまう」「ある程度決まった中から選びたい」という方には、LQの「選ぶ+アレンジする」というスタイルが心地よいかもしれません。
また、「ライフスタイルの変化に合わせて間取りを柔軟に変えたい」と考えている人にも、LQはおすすめです。
前述の通り、LQには動かせる壁「ムーブウォール」や、壁にもなる収納「ムーブクローゼット」といったユニークなアイテムがあります。
これらを活用すれば、子どもの成長に合わせて部屋を仕切ったり、趣味のスペースを作ったりと、大掛かりなリフォームをすることなく、比較的簡単に空間をアレンジできます。
長く住み続ける家だからこそ、こうした柔軟性は大きな魅力となるでしょう。
- 信頼できるメーカーで費用を抑えたい若い世代
- 選択肢が絞られている方が家づくりを進めやすい人
- 将来の間取り変更に柔軟に対応したい人
- トヨタブランドの安心感と長期保証を重視する人
その他、トヨタホームの強みである鉄骨ラーメン構造による耐震性の高さや、60年長期保証といった安心感を重視する人にとっても、LQは検討する価値のある商品です。
これらのポイントに当てはまる方は、ぜひ一度LQのモデルハウスを訪れてみてはいかがでしょうか。
要注意!LQがおすすめじゃない人
トヨタホームのLQは多くの魅力を持つ商品ですが、すべての人にとって最適な選択肢とは限りません。
場合によっては、LQの特徴が自分の希望と合わず、「選ばずによかった…」と感じる可能性もあります。
ここでは、LQがあまりおすすめできないケースについて見ていきましょう。
まず、「間取りやデザインに強いこだわりがあり、完全な自由設計を求めている」人です。
LQはセミオーダー住宅であり、あらかじめ用意されたプランの中からベースを選び、アレンジを加えていくスタイルです。
そのため、「階段は絶対にこの位置!」「窓の形や大きさはミリ単位で指定したい」「外壁材は特定のメーカーのこの商品を使いたい」といった、細部にわたる強いこだわりがある場合、LQでは対応しきれないことがあります。
特に、水回りの位置変更は基本的にできませんし、選べる外壁材や内装材も限られています。
「自分だけのオリジナルな家をゼロから作り上げたい!」という情熱を持っている方には、物足りなさを感じるかもしれません。
次に、「標準仕様の設備では満足できず、ハイグレードなものを多数取り入れたいけれど、予算は厳しく抑えたい」という人も注意が必要です。
LQの標準仕様のキッチンやお風呂、洗面台といった水回り設備は、口コミを見ると「価格相応」であり、もっと良いものを求めるならオプションでグレードアップが必要になることが多いようです。
もちろんオプションで対応は可能ですが、あれもこれもと追加していくと、当初のLQの「ローコスト」というメリットが薄れてしまい、他の自由設計の商品と総額が変わらなくなってしまうこともあり得ます。
こだわりたいポイントが多いけれど、予算は限られているという場合は、慎重な検討が必要です。
そして、「建築予定地の条件が厳しい」場合も、LQが選択できないことがあります。
LQは工場で作られたユニットを現場でクレーンを使って設置するため、建設地の前面道路の幅が狭かったり、クレーンを置くための十分なスペースが確保できなかったりすると、物理的に建設が不可能になることがあります。
気に入った土地が見つかっても、LQが建てられないというケースも考えられるので、事前に確認が必要です。
- 間取りやデザインに強いこだわりがある人(完全自由設計希望者)
- 標準設備に満足できず、多くのオプションを低予算で入れたい人
- 建築予定地にクレーン車が入るスペースがない人
- 鉄骨住宅の断熱性・気密性に最高レベルを求める人
また、鉄骨住宅の特性上、木造住宅と比較して断熱性や気密性の数値を非常に重視する方にとっては、他の工法やハウスメーカーの方が魅力的に映るかもしれません。
トヨタホームも断熱対策には力を入れていますが、C値(気密性)やUA値(断熱性)で最高レベルを追求したいという場合は、より専門特化したメーカーと比較検討してみるのも良いでしょう。
これらの点に当てはまる方は、LQが本当に自分たちの家づくりに合っているのか、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
【トヨタホーム】LQの総額は?後悔しないための全知識!:まとめ
トヨタホームのLQは、手の届きやすい価格帯で「トヨタクオリティ」の安心感を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ただし、宣伝されている価格だけでなく、実際に必要な諸費用を含めた「総額」をしっかりと把握し、無理のない予算計画を立てることが、後悔しない家づくりの大切なポイントです。
LQのセミオーダーという仕組みは、選びやすさと共に、暮らしに合わせたアレンジの楽しさを提供してくれます。
しかし、完全自由設計ではないため、プランや仕様には一定の制約があることも理解しておきましょう。
この記事でご紹介したLQの様々な情報が、あなたが最適な住まいを選ぶための一助となれば幸いです。
じっくりと比較検討し、満足のいくマイホームを実現してくださいね。
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住友林業 | セキスイハイム | へーベルハウス | ウィザースホーム |
富士住建 | 三菱地所ホーム | 三井ホーム | スウェーデンハウス |
ミサワホーム | 住友不動産ハウジング | 北洲ハウジング | アキュラホーム |
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