積水ハウスの建築条件付き土地、デザインも良さそうだし気になるけど、ネットを見ても情報が色々あって、結局総額いくらになるか、どんな注意点があるか分からなくて不安…。
そんな風に感じていませんか?
もし、その総額のリアルな相場感や、メリット・デメリット、後悔しないためのチェックポイントが具体的に分かるとしたら、知りたくないですか?
実は、この記事でその疑問をスッキリ解消できるんです!
実際の費用例から、メリット・デメリットの詳しい解説、そして気になる「値引き」交渉のポイントまで、建築条件付き土地のリアルな情報を、実例や口コミを交えながら分かりやすくお伝えします。
当記事を読めば、積水ハウスの建築条件付き土地で後悔しないための知識と、ご自身に合った選択をするための判断材料を得ることができますよ!
- 積水ハウスの建築条件付き土地で家を建てる際のリアルな総額目安がわかります。
- 土地込み予算(4000万円・5000万円・6000万円)で、どのくらいの家が建てられるか具体的にイメージできます。
- 建築条件付き土地のメリット・デメリットを理解し、自分にとって最適な選択か判断する材料が得られます。
- 契約や打ち合わせで後悔しないために、事前にチェックすべき重要な注意点がわかります。
- 気になる値引き交渉は可能なのか、少しでも有利に進めるためのコツを知ることができます。
- 建築条件付き土地の基本的な仕組みや、実際に建てた人の評判・口コミを参考にできます。
家づくりを始めるなら、どんなサービスが自分たちにぴったりなのか、まずは徹底的に比べ倒すのがセオリーです。
カタログごとに最新情報やキャンペーンなどに違いはないか、しっかりキャッチすることが、大損しない秘訣ですからね。
ここでは、世間でも人気のある3つの無料カタログサービスをシェアしています。
3つのカタログはそれぞれ得意分野が違うので、なるべくすべてチェックして、理想の家づくりの第一歩を踏み出しましょう!
積水ハウスの最新情報も、バッチリキャッチできますよ〜!


積水ハウス建築条件付きの総額は?仕組みと費用を解説

積水ハウス建築条件付きの総額、実際いくら掛かった?
実際に積水ハウスの建築条件付き土地で家を建てた場合、最終的に「総額」でいくらくらいになるのか、気になりますよね。
いくつかの実例を見てみましょう。
例えば、2015年に関東で積水ハウスの人気シリーズ「シャーウッド」を建てた方は、延床面積約39坪、土地は約70坪で、総工事費用は約4,400万円(当時の消費税8%込み)だったそうです。
これには太陽光発電や床暖房などのオプション費用約340万円、給排水工事などの付帯工事費約180万円、諸経費なども含まれています。
モニターキャンペーンでの値引きがあったとのことです。
また、2013年頃に埼玉県で建てられた3SLDK(延床約37坪)のお宅では、土地・建物・外構を含めた総額が約7,800万円、そのうち建物関連費用は約3,700万円だったという声もありました。
掲示板の情報では、ZEH(ゼッチ:省エネ住宅)仕様で延床37坪、太陽光などをつけて約3,560万円の見積もりから、値引きや補助金を引いているケースも見られます。
これらの例からもわかるように、総額は建物の大きさ(坪数)、選ぶシリーズ(イズ・ロイエ、シャーウッドなど)、オプションの内容(太陽光、床暖房、キッチンなど)、外構工事の規模、そして土地の価格によって大きく変わってきます。
さらに、家を建てる時期によっても、消費税率の違いや、木材などの建築資材の価格変動(ウッドショックなど)の影響を受けることも考えられますね。
よく「坪単価」という言葉を聞くかもしれませんが、積水ハウスの場合、坪単価70万円~100万円以上になることも珍しくありません。
しかし、この坪単価はあくまで建物本体の価格目安であり、オプション費用、付帯工事費、諸経費、外構費、そして土地代は別途必要になります。
ですから、「坪単価×坪数」だけでは総額は全く計算できないのです。
結局のところ、積水ハウスの建築条件付き土地での総額は、一つ一つのケースで大きく異なります。
気になる土地が見つかったら、まずは希望するプランで具体的な見積もりを出してもらい、総額をしっかり確認することが大切と言えるでしょう。
「建築条件付きはやめた方がいい?」評判と口コミは?
「建築条件付き土地って、なんだか制約が多くてやめた方がいいのかな?」と感じる方もいるかもしれませんね。
確かに、いくつかの注意点があります。
一番大きな点は、家を建てるハウスメーカーが既に決まっている(多くの場合、土地の売主でもある積水ハウス)ということです。
自分の好きなデザインや得意な工法を持つ他のハウスメーカーを選ぶことはできません。
また、間取りや設備の仕様もある程度は選べますが、注文住宅のように「完全自由設計」とはいかないケースが多いようです。
「フリープラン」と書かれていても、実際には基本的なプランが決まっていて、その中から選んだり、一部を変更したりする形になることも。
さらに、土地の契約から建物の契約まで「3ヶ月以内」といった期間が決められていることが多く、じっくり時間をかけてプランを練りたい人にとっては、少し忙しく感じられるかもしれません。
価格についても、他のハウスメーカーと見積もりを比較(相見積もり)できないため、提示された金額が高いのか安いのか判断しにくい、という面もあります。
では、積水ハウスの建築条件付き土地に関する評判や口コミはどうでしょうか?
実際に建てた方からは、「立地が良かったので決めた」「大手ハウスメーカーなので安心感があった」「標準仕様の質が良く、デザインも満足」「アフターフォローがしっかりしている」といったポジティブな声が多く聞かれます。
特に、積水ハウスのデザイン性やブランド力、充実した保証制度に魅力を感じている方が多いようです。
一方で、「思ったより値引きが渋かった」「契約を少し急かされた感じがした」「担当者との相性がちょっと…」といったネガティブな声もゼロではありません。
建築条件付きの場合、ハウスメーカー側が有利な立場になりやすく、値引き交渉がしにくいと感じる人もいるようです。
結局、「建築条件付き土地をやめた方がいいか」は、その人の価値観や状況によります。
土地の場所がとても気に入っていて、かつ積水ハウスの家づくりに魅力を感じているのであれば、有力な選択肢になるでしょう。
大切なのは、メリットとデメリットをしっかり理解し、契約前に自由度や費用について納得いくまで確認することです。
積水ハウス建築条件付きのメリットを整理
建築条件付き土地には、いくつかのメリットがあります。
特に積水ハウスのような大手ハウスメーカーの場合、そのメリットはさらに大きなものになるかもしれません。
主なメリットを整理してみましょう。
まず、土地の価格が相場よりも割安になっているケースが多い点です。
これは、土地の売主(積水ハウス)が、土地の売却だけでなく、その後の建物の建築でも利益を見込んでいるため、土地単体での利益を大きく追求する必要がないからです。
「少しでも安く土地を手に入れたい」と考えている方にとっては、大きな魅力と言えるでしょう。
次に、家づくりのプロセスがスムーズに進みやすい点も挙げられます。
土地探しとハウスメーカー探しを別々に行う必要がなく、土地の契約から建物の完成まで、積水ハウスが一貫してサポートしてくれます。
特に、「早く新しい家に引っ越したい」「忙しくて家づくりにあまり時間をかけられない」という方には、手間が省ける大きなメリットです。
- 土地価格が割安なことが多い
- ハウスメーカーを探す手間が省ける
- 家づくりの流れがスムーズ
また、建売住宅とは違い、間取りや内装、設備などにある程度の自由度がある点もメリットです。
完全に自由な注文住宅ほどではありませんが、用意されたプランの中から選んだり、オプションを追加したりすることで、自分たちのライフスタイルに合った家づくりが可能です。
「建売だと物足りないけど、完全な注文住宅は大変そう」と感じる方にぴったりかもしれません。
さらに、積水ハウスで建てること自体のメリットも享受できます。
大手ハウスメーカーならではの高い技術力、品質、デザイン性は大きな魅力です。
標準で採用されている設備のグレードが高いことも多く、満足度の高い家が期待できるでしょう。
そして、充実したアフターサービスや長期保証も、積水ハウスを選ぶ大きな理由の一つです。
建てた後も安心して長く住み続けられるのは、何よりのメリットと言えますね。
このように、建築条件付き土地は単に「制約がある土地」というだけでなく、価格面や手間、そして積水ハウスならではの品質や安心感といった、多くのメリットがあるのです。
積水ハウス建築条件付きのデメリットと注意点
メリットが多い一方で、積水ハウスの建築条件付き土地には、知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
契約してから後悔しないために、しっかり確認しておきましょう。
最大のデメリットは、建築するハウスメーカーが積水ハウス(またはその指定会社)に限定されることです。
他のハウスメーカーのデザインや工法、価格と比較検討することができません。
「どうしてもこのハウスメーカーで建てたい!」という希望がある場合は、建築条件付き土地は選べないことになります。
また、メリットとして「ある程度の自由度がある」ことを挙げましたが、裏を返せば「完全な自由設計ではない」ということです。
注文住宅のように、ゼロから間取りを考えたり、特殊な設備を入れたりすることは難しい場合があります。
どの程度の自由度があるのかは、土地によって、また担当者によっても異なる可能性があるため、契約前に具体的に確認することが非常に重要です。
- ハウスメーカーを選べない
- 設計の自由度に制限があることが多い
- 打ち合わせ期間が短い
- 価格の比較検討が難しい
打ち合わせ期間の短さも注意が必要です。
一般的に、土地の売買契約から3ヶ月以内に建物の建築請負契約を結ぶ必要があります。
この間に間取り、仕様、設備などを決めなければならないため、じっくり考えたい方や、忙しくて時間が取れない方には大きな負担になる可能性があります。
価格面でも注意が必要です。
土地が割安な分、建物の価格が高めに設定されていたり、値引きが渋かったりするケースが見られます。
他の会社と見積もりを比較できないため、提示された金額が適正なのか判断しにくいというデメリットもあります。
契約後の仕様変更で、思った以上に追加費用がかかってしまうことも少なくありません。
さらに、営業担当者によっては、会社の都合(決算期など)で契約を急かすような場面もあるかもしれません。
焦って契約してしまうと、後で「こんなはずじゃなかった」となりかねません。
これらのデメリットや注意点を理解した上で、契約内容をしっかり確認し、納得いくまで質問・相談することが、後悔しない家づくりのためには不可欠です。
メリット | デメリット・注意点 | |
---|---|---|
価格・費用 | 土地価格が割安な場合が多い | 建物価格が高めの場合がある 価格比較が難しい 値引き交渉がしにくいことも |
手間・スピード | HM探し不要でスムーズ 短期間で建築可能な場合も |
打ち合わせ期間が短い(約3ヶ月) 忙しい人には負担になる可能性 |
自由度 | 建売より間取り等を選べる ある程度のカスタマイズ可能 |
完全な自由設計ではない プランに制限があることが多い |
建築会社 | 積水ハウスの高い品質・技術 大手HMの安心感 |
他のハウスメーカーを選べない |
その他 | 良い立地の土地が多い アフターサービスが充実 |
契約を急がされる場合がある 条件外しは基本的に難しい |
総額に影響?建築条件を外すことはできる?
「この土地、すごく気に入ったけど建築条件付きか…。
積水ハウス以外のメーカーで建てたいんだけど、条件って外せないのかな?」
土地探しをしていると、こんな場面に出くわすことがありますよね。
結論から言うと、建築条件を外す交渉は可能ですが、一般的にはかなり難しいと考えた方が良いでしょう。
なぜ難しいのでしょうか? 建築条件付き土地は、土地の売主(多くは積水ハウス)が「土地を売る利益」と「建物を建てる利益」の両方を見込んで価格設定をしています。
特に土地を相場より安く設定している場合、建物で利益を確保することが前提となっています。
そのため、「建物は他社で」と言われると、売主としては事業計画が成り立たなくなってしまうのです。
特に、積水ハウスのような大手ハウスメーカー自身が売主の場合や、建築が本業の会社が売主の場合、条件外しは非常に困難です。
「自社の建物に自信があるのになぜ?」となりますし、簡単に条件を外すことは会社のブランドイメージにも関わるからです。
また、複数の区画をまとめて開発している大型分譲地なども、街並みの統一感を保つために条件外しに応じにくい傾向があります。
売り出して間もない人気の土地も、条件付きで買ってくれる人が現れる可能性が高いため、売主がわざわざ条件を外すメリットはありません。
- 売主が建築メインの会社(特に大手HM)→難しい
- 大型分譲地の一部→難しい
- 売り出し直後の土地→難しい
- 長く売れ残っている土地→可能性あり
- 売主が不動産会社メイン→交渉の余地あり
ただし、絶対に不可能というわけではありません。
例えば、その土地が長期間売れ残っている場合、売主も「条件を外してでも早く売りたい」と考えている可能性があります。
また、売主が建築よりも土地売買をメインとする不動産会社の場合、交渉に応じてくれる可能性は少し高まるかもしれません。
もし条件外しに応じてもらえる場合でも、タダではありません。
売主が建物で得るはずだった利益を補填するために、土地の価格に数百万円単位で上乗せされるのが一般的です。
結果的に、周辺の「建築条件なし」の土地と同じか、それ以上の価格になることも少なくありません。
交渉のタイミングとしては、不動産会社の売り上げが伸び悩む閑散期(夏場など)や、年度末の決算期(3月や9月など)を狙うと、少しでも有利に進められる可能性があると言われています。
まとめると、建築条件外しは魅力的に見えますが、実現のハードルは高く、成功したとしても土地の価格が大幅に上がり、結果的に総額が高くなる可能性が高いことを理解しておく必要があります。
積水ハウス建築条件付きの総額:土地込み一軒家の予算別シミュレーション

土地込み4000万円で積水ハウスは可能?
「土地と建物を合わせて、総額4000万円の予算で積水ハウスの家は建てられる?」これは、多くの方が抱く疑問かもしれません。
結論から言うと、かなり厳しい条件にはなりますが、可能性がゼロとは言い切れません。
しかし、一般的には難しいと考えた方が現実的でしょう。
あるQ&Aサイトでは、土地の坪単価が10万円程度の地域でも、積水ハウスの担当者から「土地込みで4000万円は無理。
最低でも4500万円は見てほしい」と言われたという事例が紹介されています。
なぜなら、総額には建物本体の価格だけでなく、様々な費用が含まれるからです。
例えば、以下のような費用が別途必要になります。
- 付帯工事費:屋外の給排水工事、電気工事、ガス工事、仮設工事など(数十万~100万円以上)
- 諸経費:登記費用、各種申請費用、地盤調査費、火災保険料、住宅ローン手数料など(数十万円~)
- 外構工事費:駐車場、フェンス、門扉、庭、植栽など(最低でも100万円~、こだわる場合は数百万円)
- その他:地盤改良が必要な場合の費用(数十万~数百万円)、カーテン、照明、エアコン、引っ越し費用など
積水ハウスの建物本体の坪単価は、安くても70万円程度からと言われています。
仮に30坪の家を建てるとすると、建物本体だけで2100万円以上。
これに上記の諸費用や外構費などを加えると、あっという間に3000万円近く、あるいはそれ以上になる可能性があります。
つまり、総額4000万円の予算だと、土地にかけられる費用が1000万円以下、場合によっては500万円程度に抑える必要があるかもしれません。
都心部や人気のエリアでは、この価格で条件の良い土地を見つけるのは非常に難しいでしょう。
地方や郊外で、非常に安い土地が見つかった場合に、ようやく検討の土台に乗る、というイメージです。
さらに、建物の大きさもかなりコンパクト(例えば25坪~30坪程度)にする必要があり、選べるシリーズや設備、内装なども標準仕様が中心になる可能性が高いです。
したがって、「土地込み4000万円」という予算で積水ハウスの建築条件付き土地を選ぶのは、土地の条件が非常に良くない限り、現実的にはかなりハードルが高いと言わざるを得ません。
土地代(目安) | 建物関連費用(目安) (本体+付帯工事+諸経費+外構など) |
建物規模(目安) | |
---|---|---|---|
総額4000万円 | ~1000万円以下 | 3000万円~ | 25~30坪程度 (コンパクト) |
総額5000万円 | 1000万~1500万円 | 3500万~4000万円 | 30~40坪程度 (標準的) |
総額6000万円 | ~2000万円 | 4000万円~ | 40~50坪程度 (ゆとりあり) |
土地込み5000万円の予算感と実例
予算が5000万円になると、積水ハウスの建築条件付き土地での家づくりも、ぐっと現実味を帯びてきます。
もちろん、土地の価格によって建てられる家は変わってきますが、4000万円の予算と比べると選択肢が広がります。
まず、土地にどれくらいの予算を割けるかがポイントです。
仮に、土地代として1000万円~1500万円程度を想定してみましょう。
これは、地方都市の中心部や、都心部から少し離れた郊外エリアなどで見つけられる可能性のある価格帯です。
この場合、建物や諸経費、外構などには残りの3500万円~4000万円を充てることができます。
この予算があれば、積水ハウスで延床面積30坪~40坪程度の家を建てることが十分視野に入ってきます。
これは、一般的な3~4人家族が快適に暮らせる広さと言えるでしょう。
実例を見てみると、2015年に関東で建てられたシャーウッド(約39坪)の総工事費が約4400万円(消費税8%)だったという例があります。
これには土地代は含まれていませんが、建物と諸経費でこのくらいの金額がかかる可能性がある、という目安になります。
土地代が1000万円前後であれば、総額5000万円台に収まる可能性が見えてきますね。
選べる建物のシリーズも広がりますし、キッチンやお風呂などの水回り設備、床材や壁紙などの内装もある程度好みのものを選べるようになるでしょう。
ただし、太陽光発電や床暖房、高グレードな外壁材(ダインコンクリートなど)といった高額なオプションをたくさん盛り込むと、予算オーバーになる可能性も十分にあります。
外構工事も、どこまでこだわるかで費用が大きく変わってきます。
- 土地価格の目安:1000万円~1500万円
- 建物+諸経費+外構の目安:3500万円~4000万円
- 建物規模:30坪~40坪程度
- 仕様:標準仕様+αのオプションが可能
総額5000万円という予算は、積水ハウスで注文住宅を建てる上での一つの目安となる価格帯と言えそうです。
土地の価格を抑えられれば、建物にある程度のこだわりを反映させることも可能になるでしょう。
ただし、あれもこれもと欲張らず、優先順位をつけて計画的に進めることが大切です。
土地込み6000万円だとどんな家が建つ?
予算が6000万円まで上がると、積水ハウスの建築条件付き土地での家づくりは、かなり自由度が高まり、満足のいくプランが実現しやすくなります。
この価格帯になると、「積水ハウスらしい、質の高い家」を十分に建てられると言えるでしょう。
土地にかけられる予算も増えます。
例えば、土地代に2000万円程度を見込んでも、残りの4000万円を建物や諸経費、外構に充てることができます。
土地代2000万円となると、利便性の良いエリアや、ある程度の広さがある土地も選択肢に入ってくるでしょう。
建物に4000万円以上の予算をかけられるということは、延床面積40坪~50坪程度の、ゆとりのある家を建てることが可能です。
積水ハウスの主力商品である鉄骨造の「イズ・シリーズ」や、デザイン性の高い木造の「シャーウッド」の上位グレードなども十分に検討できます。
- ゆとりのある建物サイズ(40坪~50坪程度)
- 鉄骨造(イズ・シリーズ等)も選択可能
- 好みのオプション(太陽光、床暖房、高グレード設備)を採用しやすい
- デザイン性の高い外構も実現可能
設備や仕様についても、標準仕様からグレードアップしたり、好みのオプションを積極的に取り入れたりすることが可能です。
例えば、高効率な太陽光発電システム、冬場に快適な全館床暖房、デザイン性の高いキッチンやバスルーム、重厚感のある外壁材「ダインコンクリート」なども、予算内に収めやすくなります。
あるQ&Aサイトでは、寒冷地でオプションを多くつけた55坪の二階建て(建物のみ)で税込6900万円、外構に別途900万円かかったという例もありましたが、これはかなりハイグレードなケースです。
一般的な地域であれば、6000万円の総予算内で、かなり充実した仕様の家が実現できるはずです。
また、この価格帯になると、積水ハウスの強みである「チーフアーキテクト」と呼ばれる優秀な設計士に担当してもらえる可能性も出てくるかもしれません。
経験豊富な設計士による、より洗練されたデザインや、生活に寄り添った間取りの提案が期待できます。
外構についても、単に駐車場とフェンスを設置するだけでなく、デザイン性の高いアプローチや、趣味を楽しむ庭づくりなど、建物と一体感のある、こだわりの空間をつくることができるでしょう。
総じて、土地込み6000万円の予算があれば、積水ハウスで性能、デザイン、広さともに満足度の高い、ゆとりある家づくりが実現できると言えます。
総額を下げる!値引き交渉のポイントは?
積水ハウスの建築条件付き土地は、もともと土地価格が抑えられていることが多い反面、「建物での値引きはあまり期待できない」と言われることもあります。
しかし、諦めるのはまだ早いかもしれません。
少しでも総額を下げるための値引き交渉には、いくつかのポイントがあります。
まず理解しておきたいのは、値引き交渉のベストタイミングは「契約前」であるということです。
一度、建築請負契約を結んでしまうと、ハウスメーカー側が有利な立場になり、大きな値引きを引き出すのは難しくなります。
交渉を有利に進めるために有効なのが、「相見積もり」です。
建築条件付きなので他のメーカーで建てることはできませんが、「もし条件がなかったら、他のメーカーではこのくらいの価格で建てられる」という情報を示すことで、交渉の材料になります。
ただし、比較する相手は、積水ハウスと同等の価格帯やグレードのハウスメーカー(例えば、鉄骨ならセキスイハイムやパナソニックホームズ、木造なら住友林業など)の見積もりでないと、あまり効果がないかもしれません。
次に、積水ハウスの「紹介制度」を活用できないか確認してみましょう。
もし知人や親戚に積水ハウスで家を建てたオーナーさんがいれば、紹介してもらうことで、建物価格から数パーセント(3%程度と言われることも)の値引きが適用される場合があります。
取引先の会社などが提携しているケースもあるようです。
ただし、建築条件付きの場合は適用外と言われることもあるため、確認が必要です。
交渉のタイミングとしては、ハウスメーカーの決算期(一般的に3月末や9月末)を狙うのも一つの手です。
営業担当者も売上目標達成のために、通常より値引きに応じてくれやすくなる可能性があります。
また、あるブログでは、打ち合わせが難航した際に、営業担当者が追加で200万円以上の値引きを提示してきたという事例もありました。
これは特殊なケースかもしれませんが、粘り強く交渉することの重要性を示唆しているとも言えます。
- 交渉は必ず「契約前」に行う
- 同等クラスのハウスメーカーで相見積もりを取る
- 紹介制度が使えないか確認する
- 決算期(3月・9月など)を狙う
- 建物本体だけでなく、オプションや諸経費も含めて交渉する
ただし、無理な値引き要求は禁物です。
担当者との関係が悪化したり、見えない部分でコストカットされたりするリスクも考えられます。
お互いが気持ちよく家づくりを進められるよう、誠意ある態度で交渉に臨むことが大切です。
総額を下げるためには、情報収集とタイミングを見極めた交渉が鍵となります。
具体的な内容・方法 | 注意点・補足 | |
---|---|---|
交渉時期 | 契約前が最も重要 決算期(3月・9月末など)も狙い目 |
契約後は大幅な値引きは困難 決算期は担当者の状況次第 |
準備・方法 | 同等クラスHMの相見積もり 紹介制度の活用(確認要) 建物本体だけでなく総額で交渉 |
相見積もりは交渉材料として有効 紹介制度は条件付きで適用外の場合も オプションや諸経費もチェック |
交渉スタンス | 具体的な希望額や予算を伝える 粘り強く、しかし誠実に |
建築条件付きは値引きが渋い傾向あり 無理な要求は関係悪化や品質低下リスクも 担当者との良好な関係も意識する |
積水ハウス建築条件付き土地ってどんな仕組み?
「建築条件付き土地」という言葉、土地探しをしているとよく目にしますよね。
特に積水ハウスのような大手ハウスメーカーが販売している土地で見かけることが多いです。
これは一体どういう仕組みなのでしょうか?
簡単に言うと、「この土地を買うなら、家は必ず指定された会社(多くの場合、積水ハウス自身)で建ててくださいね」という条件が付いている土地のことです。
だから「建築条件付き」と呼ばれます。
家を建てるまでの流れは、通常の注文住宅とは少し異なります。
- ステップ1:土地の売買契約
まず、土地そのものを購入する契約を結びます。この契約書の中に「建築条件」が含まれています。 - ステップ2:建物の打ち合わせ
土地の契約後、積水ハウスと家の間取りや設備、内装などの詳細な打ち合わせを進めます。 - ステップ3:建物の建築請負契約
打ち合わせでプランが固まったら、建物を建てるための契約(建築請負契約)を結びます。 - ステップ4:着工・完成
建物の契約後に、いよいよ工事が始まります。
ここで重要なのが、ステップ1の土地契約からステップ3の建物契約までの期間に制限があることです。
多くの場合、「土地の契約から3ヶ月以内に建物の契約を結ぶこと」が条件になっています。
もし、この期間内に打ち合わせがまとまらず、建物の契約ができなかった場合は、原則として土地の契約も白紙に戻ります(これを白紙解約と言います)。
支払った手付金などは戻ってくることが多いですが、それまで費やした時間や労力は無駄になってしまいます。
「じゃあ、建売住宅と何が違うの?」と思うかもしれませんね。
建売住宅は既に完成した家と土地をセットで買いますが、建築条件付き土地は、土地を買ってから家を建てるので、間取りや内装などをある程度、自分の好みに合わせて決めることができます。
ただし、注文住宅のように完全に自由というわけではなく、選べる範囲に制限があることが多いです。
なぜこんな条件が付いているかというと、土地を売る会社(積水ハウス)のビジネス戦略が関係しています。
土地の価格を相場より少し安く設定して買いやすくする代わりに、必ず自社で建物を建ててもらうことで、建物の方でしっかりと利益を確保する、という仕組みなのです。
このように、積水ハウスの建築条件付き土地は、土地の購入と家の建築がセットになっていて、「建てる会社」と「契約までの期間」にルール(制約)がある、という仕組みになっています。
この仕組みを理解しておくことが、後悔しない土地選びの第一歩となります。
積水ハウスの建築条件付き総額を攻略!賢い値引き交渉術【完全ガイド】:まとめ
積水ハウスの建築条件付き土地での家づくりについて、仕組みから費用、メリット・デメリットまで詳しく見てきましたね。
土地価格が相場より抑えられている場合もありますが、オプションや諸経費を含めた総額は、建物の仕様や土地の条件によって大きく変わってきます。
特に積水ハウスのような人気ハウスメーカーでは、ご自身の予算でどのような家が実現可能なのか、事前のシミュレーションがとても大切になります。
「建築条件付き」ならではの、ハウスメーカーを選べない、打ち合わせ期間が短いといった制約があることも事実です。
しかし、大手ならではの高い品質や充実したアフターサービスといったメリットも考慮に入れる必要があります。
気になる「値引き」については、建築条件付きの場合、簡単ではないかもしれませんが、契約前のタイミングでの交渉や相見積もりの情報活用が、総額を少しでも抑えるポイントになる可能性があります。
諦めずに情報を集め、賢く交渉を進めましょう。
最終的に、積水ハウスの建築条件付き土地で後悔のない家づくりをするためには、メリット・デメリットをしっかり理解し、契約前に費用やプラン内容を納得いくまで確認することが何よりも重要と言えるでしょう。