「夏は涼しい」と聞いて一条工務店の家にしたのに、実際はジメジメして湿度が高い…。
家の性能が良いはずなのに、なぜ?と悩んでいませんか。
その悩み、実は家の特性を正しく理解し、ちょっとしたコツを知るだけで、驚くほど快適な空間に変えることができるんです。
カギは、エアコンの「設定方法」と「換気システムの正しい知識」にあります。
一条工務店の性能が高いからこそ起こる現象なので、その特性に合わせた対策をすれば、最高の住み心地が手に入ります。
当記事を読めば、一条工務店の湿度問題を根本から解決し、一年中快適に過ごすための具体的なノウハウを得ることができますよ!
- 一条工務店の家で夏に湿度が高く、冬に乾燥する根本的な理由が明確になる
- エアコンの性能を最大限に引き出し、夏のジメジメを解消する具体的な方法が身につく
- 冬の過度な乾燥を防ぎ、のどや肌にやさしい快適な湿度を保つ方法がわかる
- 「ロスガード」の正しい使い方を理解し、換気と除湿を両立させるコツがわかる
- 家の特性を活かし、一年中ストレスのない快適な住環境を実現できる
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一条工務店の家は湿度が高い?夏のジメジメ徹底対策

【原因】高気密なのに一条工務店の湿度が高い理由
一条工務店の家で夏に湿度が高く感じるのは、家の性能の高さと換気システムの特性が大きく関係しています。
その理由は、一条工務店の家が非常に高い「高気密・高断熱」性能を持っているからです。
この性能は、冬は魔法瓶のように暖かさを保ってくれる素晴らしい長所。
しかし夏になると、一度室内に入り込んだ湿気を外に逃がしにくく、こもらせてしまうという側面も持ち合わせているのです。
さらに、標準で装備されている24時間換気システム「ロスガード」の特性も理由の一つです。
ロスガードは、外の空気と室内の空気の「熱」と「湿度」を交換してくれる非常に優秀なシステム。
ですが、積極的に湿度を取り除く「除湿」機能は付いていません。
- 料理、お風呂、洗濯物の部屋干しなど、暮らしの中で出る「生活湿気」
- 家族の呼吸や汗から出る水分
- 観葉植物などから出る湿気
これらの湿気が、気密性の高い空間の中にどんどん溜まってしまうわけです。
実際に住んでいるオーナーからも「梅雨や夏は意識して除湿しないと、湿度が60%を簡単に超えてしまう」という声が多く聞かれます。
このように、一条工務店の家で湿度が高くなるのは家の欠陥ではなく、その優れた性能ゆえに湿気が溜まりやすい構造だから。
だからこそ、エアコンなどを使った積極的な除湿対策が、夏の快適な暮らしに欠かせないのです。
項目 | 快適な範囲 | 注意が必要な範囲 | 主な影響 |
---|---|---|---|
室温(夏) | 25~27℃ | 28℃以上 | 熱中症リスクの上昇 |
相対湿度 | 40~60% | 65%以上 | カビ・ダニの発生リスク増 |
絶対湿度 | 12g/m³以下 | 15g/m³以上 | ジメジメとした不快感 |
室温(冬) | 20~23℃ | 18℃未満 | ヒートショックのリスク |
湿度(冬) | 40~60% | 40%未満 | 肌や喉の乾燥、ウイルス活性化 |
熱がこもるのは本当?夏の室温が上がる原因とは
一条工務店の家は、冬の暖かさを逃がさない優れた断熱性能が、夏にはかえって熱をこもらせてしまう原因になることがあります。
これは、家の性能が「魔法瓶」に似ているから。
魔法瓶が温かい飲み物を温かいまま、冷たい飲み物を冷たいまま保つのと同じで、一条工務店の家は一度室内に入った熱を外に逃がしにくい性質を持っています。
夏に熱がこもってしまう最大の原因は、窓から差し込む「日射」です。
いくら窓の断熱性能が高くても、太陽の熱は少しずつ室内に入り込み、一度入ると断熱性能の高さから外に出ていきません。
多くのオーナーが「夏の日中にカーテンを開けていると、室温が30℃を超えてしまう」という体験をしています。
- 窓から差し込む太陽の光(日射取得)
- テレビや冷蔵庫、パソコンなどの家電が発する熱
- 料理の際に使うコンロや照明器具の熱
これらの熱が、気密性の高い家の中では意外なほど室温を上げる原因になります。
その結果、「夜になってもなかなか室温が下がらず、寝苦しい夜を過ごすことになった」という声も少なくないのです。
したがって、一条工務店の家で夏の暑さを快適に乗り切るには、断熱性能を過信しないことが大切。
日差しを家の中に入れない工夫と、エアコンによる適切な冷房計画が、とても重要になってきます。
エアコンなしで夏は過ごせる?オーナーの現実
結論からお伝えすると、エアコンなしで日本の夏を快適に過ごすのは、一条工務店の高性能な家であっても非常に難しいのが現実です。
その理由は、これまで説明したように、一条工務店の家は熱がこもりやすく、生活しているだけで湿度も高くなりがちだから。
たとえ外の気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと体感温度は上がり、ジメジメとした不快な空間になってしまいます。
残念ながら、標準の換気システム「ロスガード」だけでは、この熱と湿気を取り除くパワーはありません。
実際に住んでいる多くのオーナーが、異口同音に「エアコンは絶対に必要」と断言しています。
SNSや個人のブログを覗いてみると、
- 「エアコンをつけずにいたら、室内でも熱中症になりかけた」
- 「あまりの寝苦しさに、結局リビングのエアコンを夜通しつけっぱなしにした」
- 「2階の寝室は日中の熱がこもってサウナ状態。エアコンなしで寝るのは不可能」
といったリアルな声で溢れています。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させるだけでは、根本的な涼しさを得ることは難しいと考えておいたほうが良いでしょう。
このように、一条工務店の「夏涼しい」という評判は、あくまでエアコンを効率よく使って快適な環境をつくりやすい、という意味合いで捉えるのが正解です。
エアコンなしで快適に過ごせるわけではないため、家族が健康で快適な夏を過ごすためにも、必ずエアコンを設置するようにしてください。
「湿度70%超え」は要注意!カビ発生のサイン
もしお部屋の湿度計が70%を超えているなら、それはカビやダニが活発に繁殖し始める危険なサインです。
絶対に放置せず、すぐに対策を取りましょう。
カビは「温度20℃〜35℃」「湿度65%以上」の環境で活動を始め、湿度が80%を超えると爆発的に増殖しますからね。
また、カビやシックハウス症候群の原因となるダニも、湿度60%以上のジメジメした環境が大好き。
湿気がこもりやすい一条工務店の家は、油断するとあっという間にカビやダニにとって天国のような場所になってしまう恐れがあるのです。
実際に、インターネットの掲示板やブログでは、
- 「i-smartに住み始めてから、クローゼットの中にカビが生えてしまった」
- 「寝室の湿度が70%を超え、床がベタベタして気持ち悪い」
といったオーナーの切実な悩みが投稿されています。
特に、クローゼットの中や北側の部屋、下駄箱など、空気の流れが少ない場所は注意が必要です。
カビやダニのフン、死骸は、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎といったアレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)になります。
大切なお家と家族の健康を守るためにも、高い湿度は決して見過ごしてはいけません。
結論として、お部屋に温湿度計を置き、こまめに数値をチェックする習慣が大切です。
そして、理想的な湿度である60%以下、できれば55%以下をキープすることが、一条工務店の家でカビやダニの心配なく、健康で快適に暮らすための重要なカギとなります。
床冷房(さらぽか)の除湿効果はどのくらい?
一条工務店のオリジナル全館空調「さらぽか空調」は、デシカント方式の除湿機と床冷房を組み合わせることで、夏の不快なジメジメを根本から解決してくれる非常に強力なシステムです。
「さらぽか」の最大の武器は、なんといってもその強力な除湿能力。
ショッピングモールなどでも使われる「デシカント式」という本格的な除湿の仕組みを採用しており、外の湿った空気をカラッと乾燥させてから室内に取り込みます。
これにより、ジメジメした梅雨の時期であっても、室内の湿度を常に40%〜50%台という快適な状態にキープしてくれるのです。
さらに、冬は床暖房として使うパイプに、夏は冷たい水を流す「床冷房」も大きな特徴です。
床からじんわりと家全体の熱を奪っていくため、エアコンの風が直接当たるような不快感がありません。
まるで高原の木陰にいるような、ひんやりと心地よい涼しさを実現します。
- 夏でもエアコンをほとんど使わずに過ごせる!
- 洗濯物が部屋干しでもカラッと乾いて、生乾き臭と無縁に!
- 夏の寝苦しさから解放され、ぐっすり眠れる!
実際に「さらぽか」を採用したオーナーからは、このような満足の声が数多く寄せられています。
エアコンの冷たい風が苦手な方や、汗をかきやすい小さなお子様がいるご家庭で、特に高い評価を得ています。
このように、「さらぽか空調」は一条工務店の夏の湿度問題を根本から解決してくれる、非常に有効な選択肢です。
初期費用はかかりますが、夏のジメジメした不快感から解放されたいと強く願うなら、採用を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
一条工務店の湿度が高い問題を解決!快適な暮らしのコツ

「乾燥しない」は誤解?冬に加湿器がいらないか
「一条工務店の家は冬でも乾燥しない」という話を聞くことがありますが、これは誤解であるケースが多いです。
実際には、夏とは正反対に冬は強い乾燥に悩まされることが多く、ほとんどの場合で加湿器が必須アイテムになります。
その理由は、一条工務店ならではの「全館床暖房」と「高い気密性」にあります。
冬、外が寒くなると、私たちは床暖房で家全体を暖かくしますよね。
しかし、空気を暖めると、空気中に含むことができる水分量(飽和水蒸気量)が増えるため、水分量が同じでも相対的な湿度はぐっと下がってしまうのです。
また、冬の外気そのものが非常に乾燥しています。
高性能な換気システム「ロスガード」は室内の湿度をある程度保ってくれますが、元々の空気が乾燥しているため、家全体の湿度を上げるまでには至りません。
その結果、何もしなければ湿度が20%〜30%台まで下がることも珍しくないのです。
- 朝起きると喉がカラカラ、イガイガする
- 肌がカサカサして、かゆみを感じる
- 加湿器のタンクの水が、一日で空っぽになる
実際に住んでいるオーナーからは、このような声が多数聞かれます。
ウイルスは湿度が低い環境で活発になるため、風邪やインフルエンザ予防の観点からも、適切な湿度を保つことは非常に重要です。
このように、「一条工務店の家は乾燥しない」というのは事実と異なる場合があります。
冬の快適な暮らしと家族の健康のためにも、湿度40%〜60%を目安に、加湿器などで積極的に湿度をコントロールしてあげましょう。
現象 | 主な原因 | 効果的な対策 |
---|---|---|
湿度が40%以下になる | ・暖房で室温が上がると、空気の飽和水蒸気量が上がり、相対湿度が下がるため ・冬の外気自体が乾燥しているため |
・加湿器を適切に利用する(リビングや寝室など) ・洗濯物の室内干しで湿度を補う |
のどや肌が乾燥する | ・全館床暖房などで家全体が常に暖かい状態が続き、乾燥しやすいため | ・室温を過度に上げすぎない(22℃前後を目安に) ・寝室では加湿をしっかり行う |
加湿しても湿度が上がりにくい | ・ロスガードによる換気で、加湿された空気が排出されてしまうため ・部屋の広さに対して加湿器の能力が不足しているため |
・部屋の広さに合ったパワフルな加湿器を選ぶ ・お風呂のドアを開けて湯気を活用する |
再熱除湿は必要?エアコン選びで失敗しない方法
結論から言うと、室温を下げずに湿度だけをしっかり取り除きたいなら、「再熱除湿」機能が付いたエアコンは非常に強力な味方になります。
その理由は、エアコンの除湿方法の違いにあります。
一般的なエアコンに搭載されている「ドライ」や「弱冷房除湿」は、その名の通り弱い冷房をかけることで空気中の水分を結露させ、湿度を下げます。
そのため、除湿はできても部屋がだんだん寒くなってしまうという弱点がありました。
一方の「再熱除湿」は、一度冷やして除湿した空気を、エアコン内部でちょうど良い温度に暖め直してから室内に戻してくれます。
このひと手間があるおかげで、室温をキープしたまま湿度だけをピンポイントで下げることができるのです。
特に、梅雨時や秋の長雨の季節など、「気温はそれほど高くないけれど、ジメジメして不快…」という日に再熱除湿は真価を発揮します。
オーナーからは「再熱除湿のおかげで、肌寒い思いをせずに洗濯物の部屋干しができる」「夏の夜、冷えすぎずにサラサラの環境で眠れる」といった声が多く聞かれ、快適性を重視する方から高く評価されています。
- メリット:室温を下げずに除湿できるため、梅雨時などでも快適
- デメリット:暖め直す分、電気代が弱冷房除湿より高くなる傾向がある
- 搭載機種:主にメーカーの上位モデル(日立、三菱、富士通ゼネラルなど)に限られる
「寒がりな家族がいる」「梅雨時期のジメジメをとにかく快適にしたい」というご家庭では、再熱除湿は価格以上の価値をもたらしてくれるかもしれません。
夏の盛りの暑さ対策というよりは、梅雨時の快適性をどれだけ重視するか、という視点で検討するのが、エアコン選びで失敗しないためのポイントと言えるでしょう。
比較項目 | 弱冷房除湿 | 再熱除湿 |
---|---|---|
仕組み | 弱い冷房で湿度を下げて、冷えた空気をそのまま送る | 冷やして除湿した空気を、適温に暖め直してから送る |
室温への影響 | 室温が下がる(肌寒く感じることがある) | 室温を下げずに除湿できる |
得意な季節 | 気温も湿度も高い真夏 | 気温は低いが湿度が高い梅雨時や秋の長雨 |
消費電力 | 少ない | 多い(冷房より高くなる傾向) |
おすすめな人 | 電気代を抑えたい人 夏の暑さ対策を重視する人 |
室温を下げたくない人 梅雨のジメジメ対策を重視する人 |
ロスガードを活かす!正しい換気と除湿のコツ
一条工務店の家で湿度を上手にコントロールする秘訣は、ロスガードによる「換気」とエアコンによる「除湿」の役割をきちんと理解し、連携させることに尽きます。
まず大前提として、ロスガードは家全体の空気を約2時間で1回入れ替えるための「換気システム」です。
新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を外に出すのがお仕事。
熱や湿度を交換する機能はありますが、室内の湿度を積極的に下げる「除湿」能力はありません。
湿度を下げる主役は、あくまでエアコンなのです。
この役割分担を理解した上で、具体的なコツを見ていきましょう。
まず、ロスガードは基本的に24時間「自動」運転させたままでOK。
そして、湿度が高いと感じたら、エアコンの除湿や冷房のスイッチを入れます。
ここで気をつけたいのが、キッチン(レンジフード)や浴室の換気扇の長時間の使いっぱなしです。
これらの換気扇は、ロスガードを通さずに直接外の空気を取り込んでしまいます。
梅雨時などの湿度の高い日に長時間回し続けると、せっかくエアコンで除湿したそばから、外のジメジメした空気を家の中に取り込んでしまうことになり、効率が非常に悪くなってしまうのです。
- 換気の主役:ロスガード(24時間つけっぱなし)
- 除湿の主役:エアコン(湿度が高い時にON)
- 注意する点:レンジフードや浴室換気扇の長時間運転は避ける
このように、「換気はロスガード、除湿はエアコン」というそれぞれの役割をしっかり守り、不要な局所換気を控えること。
これが、ロスガードの性能を100%活かし、一条工務店の家を快適な湿度に保つための、最も効果的なコツなのです。
エアコン除湿でも湿度が下がらない時のチェック点
「エアコンの除湿ボタンを押しているのに、なぜか部屋がジメジメしたまま…」そんな時は、エアコンが「サーモオフ」して「湿気戻り」を起こしている可能性を疑ってみましょう。
エアコンは、設定した温度まで室温が下がると、「目標達成!」と判断してコンプレッサーの運転を止め、ただの送風モードに入ります。
これが「サーモオフ」です。
問題はここから。
除湿運転中にエアコンの内部には、空気中から集めた水分が結露して溜まっています。
サーモオフして送風運転になると、この溜まっていた水分が再び風に乗って室内に放出されてしまうのです。
これが、不快な「湿気戻り」の正体。
せっかく除湿したのに、自ら湿度を上げてしまうという、残念な現象なんですね。
特に、設定温度を28℃や29℃といった高めにしていると、部屋がすぐに冷えて頻繁にサーモオフを繰り返してしまい、かえって湿度が高い状態が続いてしまうことがあります。
これは一条工務店のような高気密高断熱の家で、エアコンが効きやすいからこそ起こりがちな現象とも言えます。
- 設定温度が高すぎないか?(28℃以上だとサーモオフしやすい)
- 風量設定が「自動」になっていないか?(強風ですぐに冷えてしまう)
- エアコンの風が直接当たる場所に温湿度計を置いていないか?
エアコンが「お休みモード(サーモオフ)」に入らないように、継続して働いてもらう工夫が、湿度を下げるカギになります。
もし除湿がうまくいかないと感じたら、まずはエアコンの運転ランプなどを確認し、サーモオフしていないかをチェックしてみてください。
運転を止めずに継続させることが、湿度をしっかり下げるための最も重要なポイントです。
今日から試せる!効果的な湿度の下げ方とは
一条工務店の家の湿度を効果的に下げるには、難しいテクニックは必要ありません。
「エアコンの適切な設定」と「空気の循環」という2つの基本を組み合わせるだけで、驚くほど快適な空間に変えることができます。
まず、最も重要なのがエアコンの設定方法です。
ポイントは「湿気戻り」を防ぐために、エアコンを止めずに「弱く、長く」運転させること。
具体的には、冷房または弱冷房除湿モードを選び、設定温度を26℃〜27℃と少し低めに設定し、風量を「弱」や「微風」にします。
これにより、急激に室温が下がるのを防ぎ、エアコンがサーモオフすることなく継続的に除湿運転を続けてくれるのです。
次に、その効果を家全体に行き渡らせるために、サーキュレーターや扇風機を併用しましょう。
エアコンの真下に置き、風を天井に向けて送ることで、冷たい空気が部屋全体に効率よく循環します。
また、廊下や部屋の隅など、空気がよどみがちな場所に向けて風を送るのも効果的です。
- エアコン設定:「温度26〜27℃」「風量 弱」で連続運転を目指す
- 空気循環:サーキュレーターを併用し、空気がよどむ場所をなくす
- 部屋干し対策:洗濯物の真下からサーキュレーターで風を当て、素早く乾かす
特に、洗濯物を部屋干しする際には、ぜひ洗濯物の真下からサーキュレーターで風を送ってみてください。
驚くほど速く乾き、あの嫌な生乾き臭も防ぐことができます。
結論として、「エアコンの連続除湿」と「サーキュレーターでの空気循環」。
この2つを組み合わせるのが、今日から誰でも試せる最も効果的な湿度の下げ方です。
ぜひ、ご自宅のエアコンとサーキュレーターの設定を見直してみてください。
対策項目 | 効果的な使い方・ポイント | 注意点・NGな使い方 |
---|---|---|
エアコン | サーモオフを避けるため連続運転(弱風)を心がける | 高めの温度設定(28℃など)での自動運転は湿気戻りの原因に |
ロスガード | 常時「自動」運転。フィルターの定期的な清掃が重要 | 運転を止めると換気不足で湿気がこもる |
窓開け換気 | 外の湿度が室内より低い時(主に冬)に限定する | 梅雨や夏に窓を開けると、逆に湿った空気を取り込んでしまう |
サーキュレーター | エアコンと併用し、部屋の空気を循環させて温度ムラをなくす | 人に直接風を当て続けると体調不良の原因になる |
浴室・レンジフードの換気扇 | 使用後30分~1時間程度の短時間の利用に留める | 長時間の使用は外の湿気を室内に取り込む原因になる |
【一条工務店】湿度の高い夏もサラサラ快適に過ごす秘訣:まとめ
今回は、一条工務店の家で湿度が高いと感じる原因と、その対策について詳しく解説しました。
高気密高断熱という優れた性能を持つ一条工務店の家だからこそ、夏は湿気や熱がこもりやすく、逆に冬は乾燥しやすいという、季節ごとに異なる特性があります。
しかし、この家のポテンシャルを正しく理解すれば、対策は決して難しくありません。
夏のジメジメした不快感には、エアコンを上手に連続運転させることと、サーキュレーターでの空気循環が非常に効果的です。
また、冬のカラカラとした乾燥には、加湿器での保湿が欠かせません。
家の性能を過信せずに、季節に応じて適切な湿度コントロールを心掛けることで、一条工務店が持つ本来の快適さを最大限に引き出すことができます。
この記事が、あなたの快適な家づくりの一助となれば幸いです。